新庄発 … 短信集 長 月

文責 : 遠藤 敏信 

宅配業者の変更を検討しています。

 従来、ヤマト運輸を利用してきましたが、近年の相次ぐ料金値上げとまもなく消費税が引き上げられるのを勘案して、郵便局による宅配への変更を考えています。その際、問題となるのが、
重量区分が例えば、5キロまで、10キロまで、15キロまで、というように重量区分が厳格になるという事です。4.5キロ、9.5キロなどという重量単位に変えていくことは可能でしょうか。

 世界の国々で日本くらい自然災害の多い国はまれであろう。地震・津波は言うに及ばず、大雨と台風がたて続けて日本列島をおそう。そして繰り返される停電と断水。せめて、公民館ごとに小型発電機と地下水を利用出来る井戸があれば、復旧まで大分しのげると思うのだが。(なんだか去年と同じようなことを書いた気がするが … )
 年に1度の1泊登山は今年は、美ヶ原と霧ヶ峰。去年の木曽駒ヶ岳は雨降りで何も見えなかったので今年こそ晴れてくれと神頼み。その甲斐あってテレビで何度も見た景色が目の前にひろがる。曇天ながら遠くに北アルプスの山々。八ヶ岳・浅間山等がかすかに見える。去年に比べれば見えただけで大満足。
 夜は高台にある旅館に泊まる。松本市の夜景を見ながらのビールは特別にうまかった。アルバイトにきていた信州大学のお兄さんの話は面白く、東京から来た訳は日本で唯一映画に関する学部があるからとか。もちろん映画に関する仕事に就き、将来名を残す映画監督にでもなるかも知れない、と思っていたらパチンコ屋に就職を決めたという。人生いろいろだ。
【 三原 茂夫 】

  私は14日から稲刈りを始めた。昨年と違い新庄は大きな災害もなく、天候にも恵まれた。イモチ病も少なく、水口付近に一部見られるが、全体的にまあまあである。
 無投票になると思っていた新庄市長選。市立看護師養成校を市街地の狭い敷地に建てるという。毎年1.3億以上の市負担が待ち受けるのに設立するという。これが争点であった。結果は55票差で現職が勝ち、建設の白紙撤回を訴えた候補者が負けた。看護師養成校の設置を巡っては市民の声は真っ二つに割れている。
【 今田 多一 】

 8月下旬からよく雨が降り続いたが、8/24〜26の新庄まつり期間中は晴れて3日間で55万人の人出であったとか。9/5以降、猛暑がぶり返し息も絶え絶えといったところ。好天が続き、稲の登熟も日に日にわかるほど。そんな時は西瓜が一番と自給用に数本植えていたのだが、そろそろ食べごろと思えるものから順にタヌ公が「お先にごちそうさま」。揚げ句、西瓜の茎や葉までメチャクチャにされる始末。まるでタヌ公のために植えてセッセと管理をしてきたようなもの。であり、加えてスイートコーンまでも全滅とあっては、怒りは頂点に。思案の末、ホームセンターから箱ワナを買って来て菓子やゼリーをエサにして仕掛ける。ビニール手袋をはめて、人間のにおいが着かないように入念に。そんな効あってか数日後に1頭捕獲。その後続けて2頭、計3頭をゲット。それらは野山に放っても再び現れるのが目に見えているので、仕方なく入水していただいた。今度生まれ変わってくる時は、人間と共生できる生き物となってくるよう祈りながら。タヌキ、キツネ、テン、イノシシと害獣は増え放題。それとは逆に集落(地方)の人口は激減の一途。何故こうなってしまったのか、一切の検証をすることなく地方の再生を口にするセンセイ方は多いが?結局、この夏わが家の西瓜は6個だけしか食べられませんでした。
【 笹 輝美 】

 新庄で最も親しまれ繁盛していたソバ屋が7月半ば、店を閉めた。店主は昨年春ごろから体調がすぐれないことをもらしていた。それにしても突然のことに驚いたものだ。
 8月末、店主だったYさんの訃報を知る。酪農家として20数年、ソバ屋として21年、明るく前向きで気風がよく、周囲を牽引していた。神を敬い、農に親しみ、他者の心に寄りそって生きた。不条理。残念に思う。
今日15日、稲刈りをはじめた。
【 遠藤 敏信 】


新庄発 短信集 葉 月

2019年8月15日
文責:遠藤 敏信
●新庄も暑い日が続いています。稲にはありがたいのですが体の方がバテ気味です。
 8月3日に行われた大豆畑トラストの草取りツアーは23名の参加を得て、今年も大賑わいでした。暑い中汗だくで作業を終えることができましたが、歳のせいか、私には今までで一番きつかった気がします。皆さん、大変ご苦労さまでした。
【 今田 多一 】
●今、新庄市では市が目指している看護師養成校の設立について多くの疑問が市民から出ている。全国版のニュースにもなった財政難からやっと抜け出したばかりなのに毎年1億数千万もの出費に耐えられるのか、又、予定している学生が集まるだろうか等々、不安の声が上がる。東日本大震災以来、農縁では市の支援(マイクロバス等)を受け、被災者との交流を何度も続けてきた。そして、夜の交歓会には市長が手作りそばなどを持って参加してくれた。参加者も市長と会えるのを心待ちにして再会を喜び合ったものだ。伝え聞くところでは、その市長が今では反対意見に聞く耳をもはや持たない。まるでトランプになってしまったというのだ。世界を見ても、どこもかしこもトランプだらけになってしまった。
【 三原 茂夫 】
●8月第1土曜・日曜に恒例化した大豆トラスト畑の草取りツアーは今年もまた、日盛りの中での作業。為に皆、汗だく。参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。
 翌日の行動はオプション。“市民の山”と親しまれている杢蔵山(1027m)登山を希望する5名の方々の道先案内人として白羽の矢はわれに。脚の手術以来、4年ぶりの山行で高揚心とともに不安も。沢を跳ね、木立の中を歩くのは、時おり沢風を受け心地良いものだった。「もっとゆっくり」、「この風はごほうびだな」。
しかし、峰に近い“七曲の坂”、“心臓破りの坂”で、みなさんネを上げた。「これは決して初級コースなどじゃない」、「こんなにシンドイとは予想もしなかった」
 きれいに整った山荘の窓々を開け放ち、腹ごしらえ。一息つく。山頂まであと30分を残して引き返すことに。尾根伝いを歩き、テレビ塔の立つ三角山から施設管理用の車道を下る。ところが、である。砂利道の緩急下りっぱなしで脚、特に左の膝裏が痛み出した。加えて、くねくね続く蛇行道は陽ざしを遮るものがない。
 途中、山肌から湧きだす冷水で潤い生き返ったものの、この山行で最もつらい思いをしたのは他ならぬ私かも知れない。
【 遠藤 敏信 】
8/3 きれいにしてくれてありがとう
8/4 杢蔵山コース  山荘をバックに
 7月の参議院選挙で、私(たち)は新人の野党統一候補者を推した。
全国的には政権党が 相変わらず勝ち進んだが、山形をはじめ東北6県の1人区では今の政権運営に異を唱えた野党統一候補者が4県を制した。参議院は人が重視される。党の命に従うばかりの、地元に根を張ろうとしない議員など要らない。
 今の政治 なんとかさんなね こう言った候補の勝利は、応援にどっぷりつかった身には、ことのほか嬉しい。第2ステージはきびしいぜ。これからの活動に期待したい。
(編者)

新庄発 … 短信集  文 月

2019年7月15日
文責 : 遠藤 敏信

       夏に 寒さ はゴメンだ。夏は 暑くて当たり前。


 今月は、気が滅入ることが重なり、書くことを休みたいと思います。今回は日頃お休みしている人達にお願い致します。
【 三原 茂夫 】

 寒暖差の激しい天候が続いていたが、今月5日頃からオホーツク海高気圧が南下、吹き出しが強まり低温が続いている。ヤマセである。稲は穂づくりに入り、最低温の影響を受けやすい時期が近づいているが、いつまでこの低温が続くか気がかりである。
   先日の新聞で、以前農業者を税金泥棒とののしった言論人を称する人が他界したことを知った。自らはまともな調査などする事もなしに農業者や農村の一部分だけを見、さもそれが全てであるかのように、こと更大きく批判する口調に私にはなじめず、恣意的なものにしか感じることができなかった。しかし、彼のように面白おかしく針小棒大にしての語り口には乗り易く、世論には受け入れ易かったのだろう。泥棒呼ばわりされてまで農業をやろうとする若者は多くはあるまい。そのことだけでは無いにしろ、若者達は生産手段としての田圃も畑も森林もいらない人が増えているように思う。
   森林は立木の価格があまりにも安く、補助金なしでは再生産は困難。毎年税金(固定資産税)の支払いばかりが目につく。ゆえに2018年、外資による森林の買収は373ヘクタールと過去最高を更新したそうな。そして、その用途は育林では勿論なく、太陽光発電用地が大半という。木を伐って太陽光発電パネルを設置してもとてもエコとは言えないと思うのだが … 。
   農地についても民主化が進められたと言われるウクライナで米国資本が優良農地を買い漁っていると言われるが、いずれ日本でも同じような光景が見られるのではあるまいか。
【 笹 輝美 】

 今年の夏は涼しく、人には過しやすいような気がする反面、稲など作物にとってはどう作用するのか気がかりなところです。先日、体調をくずしめまいと吐き気を覚え半日横になり、午後には病院に行く。原因は「疲れではないか」との事。
そういえば前日に1時間ほど中学生相手(野球部)にノックしてバテタ事を思い出す。体力のなさが表れた様です。自分も鍛えなければダメだと感じています。長寿命時代に備え、みんなで身体と心を鍛えましょう。
【 星川 吉和 】

 春先から気温が低い日が多く7月に入っても暑いと感じる日は少ないです。いつもは夏空が広がっている頃ですが、作業は涼しいので楽なのですが、稲は生育が少し遅れているようです。今年の刈り取りは例年より遅くなると思います。
【 星川 公見 】

 8月3日(土)に、「縄文にハマる人々」が隣の舟形町で上映される。ここは国宝の土偶「縄文の女神」が出土したところである。残念ながら現在は山形県に拉致され県立博物館で展示されている。将来舟形町にとり戻し、縄文郷土館のようなものを作り、ここに展示しようという一環としての上映のようである。日本びいきの
レヴィストロースは火炎土器を見て、「これは、5000年前のアールヌーボーだ」と書いている。どこからの影響も受けない日本文化があったことにおどろくばかり。
【 佐藤 恵一 】

 いま、田圃の溝切り排水作業をやっている。羽化したばかりの赤トンボの羽がキラキラ光ってきれいだ。いったん山に帰り、秋イネ刈りの頃戻ってくる。それから、バライチゴが土手にいっぱいで、子供の頃、川に行ってよく食べたことを思い出す。
 大豆畑は草がびっしりと見えてきたため、1回目の中耕除草を済ませたところだ。
【 吉野 昭男 】

 6月22日、もも保育園での「お米の話&笹巻作り」の企画、今年も大盛況。
春の農作業の骨休め感覚で臨んだ上京で、いつもならあちこち巡り歩くのですが、このたびは都会の喧騒に酔ったのか、帰り際に動くのがつらい感覚になりました。農縁世話人の眞知子さん・中村さんが東京駅構内に来てくれて、ゆったりとした時間を持てたことで落ち着きをとり戻せました。ありがとうございました。感謝。
【 遠藤 信子 】

 参院選のまっただ中。山形選挙区は政権党と無所属の野党統一候補者の一騎打ちとなっている。本来、政治家は好きじゃない。が今、農作業をセガレに託し、統一候補の応援にどっぷりと漬かっている。何故か。今の政治のありようを何とか変えたいと思う。候補者は地元放送局の元アナウンサーで県内各地を取材した豊富な経験を持つ。大豆畑トラストの会員でもあるのだ。加担しないわけにはいかないべ。
【 遠藤 敏信 】



新庄発 … 短信集  水 無 月

2019年6月15日
文責 : 遠藤 敏信
事務局からのお願い
  いつもネットワーク農縁の活動を応援いただきありがとうございます。
またお米をご愛顧いただいている皆様におかれましては、これからも安心・安全で美味しいいお米をお届けできるよう努めてまいりますので、引き続き宜しくお願い致します。
さて、4月1日より郵便局での払込みにかかる手数料が1件につき70円値上がり致しました。件数が増えるにつれ、年間でのトータルでは大幅な手数料負担が予想され、事務局として頭を悩ませているところです。
そこで、手数料削減のために、郵便局に口座を持っていらっしゃる方には、口座間(電信)による振り込みにご協力していただくようお願い致したいと思います。
 また、振込用紙でお支払いいただく場合でも窓口ではなくATM をご利用いただくだけで50円安くなりますので、何卒ご協力くださいますようお願い申し上げます。
振込みに関してご不明な点や詳しくは最寄りの郵便局にご相談下さいませ。
宜しくお願い致します。               新庄事務局【 工藤 恵子 】

◦去年まで半日で終わっていた無農薬栽培区25aの手押し除草機押しが今年はまる1日かかってしまった。息もかれて何度も休む。鼻からだけでは足りなくて口からも。来年は無理かな、と思ってしまった。
◦「命のビザをいだ男」―古辻節三とユダヤ難民  山田純大 NHK出版 1700円
リトアニアの領事代理・杉原千畝が日本政府の命令を無視してピザを発給して数千人のユダヤ人の命を救ったことは多くの人が知っているが、そのビザで日本に来たユダヤ人を目的地まで送り届けるために命がけで奔走した古辻節三を知っている人は少ない。私もこの本を読むまでは知らなかった。あの時代にこんな貴いことをした日本人がいたことを誇りに思う。又、日本を戦争に導いた一人と思っていた松岡洋祐が無償で満州鉄道の列車をユダヤ人のために用意してくれたり、ユダヤ人に対しては好意的だったこともこの本で知った。俳優でもある山田さんの古辻氏に対する熱い思いや感動が伝わってくる。読みやすい文章なので、ぜひ読んでもらいたい本だ。
【 三原 茂夫 】

 田植えを終えホットしたが、今年は暑すぎて体にはきつかった。この春、私の近くの田んぼで作業時期になっても耕耘されない箇所があった。巷の話では体調を崩し、転作組合に頼むのだという。田植え近くになり入院することになり他人に任せたケースもある。私も67歳、いつできなくなってもおかしくない。日本の農業者の平均年齢も67歳だという。
 【 今田 多一 】

 田植えを終わし、機械の洗浄・育苗器材の片付けがやっと終わったと思ったら休む間もなく畦畔の草刈りだ。そして無農薬田の除草作業を始める。加齢とともに除草作業はきつくなってきたが、まだ頑張ってみようと思う。
私の地区では3年ほど前から民有林の伐採が目立つようになった。それは所有者が伐採業者に立木の状態で売り、その業者が伐採・搬出・運搬を行ない市場に出荷する。立木の値はタダ同然の安さで、とても再生産など叶うものではない。林業家は国や自治体などからの補助金でかろうじて経営を維持しているといっていい。
以前新聞に「林業家の経営意欲が低い 努力が足りない」といったような記事が載っていたが、当事者でなければ何とでも言える。そういう人は自ら林業家となり手本を示してほしいと言いたい。いくら機械化しようがシステム化しようが木の年間生育量は決まっている。成長を早めようと下手に肥料をやれば枯死。省力化をうたい管理の手を抜けば良質の木は育たない。今の国有林がそれである。
 自分が植えても自分で売るまでにならないのが木である。売っても再植林すれば下刈り・雪害対策等最低10年間はこまめな管理が必要となり、販売代金はすぐに消えてしまう。今私の地区で伐られた所には再植林する人はいないように思う。
こうして、地方は荒廃し衰退が進み消滅していくのであろうか。「今だけ、金だけ、自分だけ」の社会に国家100年の大計などあろうはずはない。ましてや老後の蓄え2000万など逆さになっても出てこようはずもない。
【 笹 輝美 】

 さわやかな季節です。野菜類をひと通り定植し、ブルーベリーにネットを張りました。今年も、22日、もも保育園での「笹巻づくり&お米の話」交流会に臨むために上京します。伝統食とは言え、新庄でさえ手掛ける人が少なくなり、作り方教室が開かれる昨今、関心を持っていただけるのはとてもありがたいことだと思っています。
 【 遠藤 信子 】
10日早朝、大豆のトラスト畑にタネをまく


新庄発 … 短信集   皐 月

           2019年5月15日
文責 : 遠藤 敏信
木々の若葉がみるみる拡がる。山肌が膨らむ。山笑う季節だ

◦ここ数年、失敗ばかりで満足のゆく苗作りが出来ていない。今年こそはと催芽機を使い、苗箱の土を変えて万全を期したが、シートを取ったら又も発芽がそろわず何が原因でこうなるのか全く分からない。
◦5月に入ると晴れの日が続き鳥海山や月山がくっきり見える。日本各地に〇〇富士と名の付く山は多いが、新庄から見える鳥海山こそがその名にもっともふさわしい姿をしていると思う。
 【 三原 茂夫 】

◦雪が少なかった割には、私が田起こしをしている時には田は乾かず、終わったら快晴の日が続く。タイミングよくはなかなかならないものである。只今、代掻き中である。
◦4/30、5/1、テレビは改元放送ばかりで少しウンザリであった。村では国旗を掲げる家が多かった。私には少し違和感がある感じである。     
【 今田 多一 】

 私達百姓には無関係な10連休が終わり、令和のバカ騒ぎも終わり、木々の芽吹きと山桜もまたたく間に終わり、新緑の鮮やかさに覆われ心弾むような季節となった。
 麓から見る山の残雪は例年と変わりないように見えるが、山に入った人の話では小雪の年とは思えない程、多かったという。為に、田圃の水路を走る水は氷のように冷たく1分と手を入れている事は出来ない。
 連休前半はゴールデン農作業日とはならず、仕事は全く進まず焦った。後半からは持ち直しイッキに多忙となった。
 行政やマスコミはよく農業者の高齢化を取り上げるが、何故若者が農業に就かないかについては全く触れようとはしない。「日本に農業はいらない」という財界の悲願が叶う日もそう遠くないのかも知れない。私達はそんな事には関係なく、文化としての農を、土を耕し続けてゆきたいものである。世界の大富豪たった26人で38億人分の資産を手にしているような事態はくるっている、と私は思うのだが。     
【 笹 輝美 】

 新緑が鮮やかだ。田んぼ脇の八重桜が満開を過ぎ、少し散りはじめた。5月に入っての好天に促されイネの苗がスクスクと育っている。今、代掻きや水管理で忙しいがとても爽やかでいい季節がきたな、と思う。
が、私と来たら、朝仕事の一番、さわやかな風にあたってクシャミである。アレルギー性鼻炎(俗に言う、花粉症)だ。私はスギ花粉には反応しなくて、今盛んに成長する地上雑草類に過敏なのだ。ひょっとすると百姓は向きでなかったのかな、などと馬鹿な戯れ言をつぶやく。
それにしても、この春の「改元」に至る動きで改めて思ったことは、「平成天皇」は
 憲法にのっとって行動し、過去のあやまち(戦争)を悔やみ、平和を希求して行動した
ということ。一方、国の統治者である宰相は、何としても憲法を変えて国家自在のあり方
にしたい意向だ。問われるのは民意。このままではいけない。「何とかさんなね」と、切に思う。                            【 遠藤 敏信】



新庄発 … 短信集  卯 月


2019年4月15日文責 : 遠藤 敏信

春 が き た

  3月末と4/11積雪あり、なごり雪が少し多めに降り寒さがぶり返した。
種まき作業に向けて、春の農作業も本格化してきた。毎年、同じことをくり返しているのだが体が慣れるまで、やはり足腰に来る。年のせいでもあるが … 。
  種まきは、16、17日に予定している。
 【 今田 多一 】

   ◦11日の朝、今月に入ってから4度目の積雪。雪国とはいえめずらしいことだ。
◦「石川啄木」D.キーン(今年の2月に96歳で亡くなる)を読む。この本を出版したのは驚くなかれ、何と93歳の時である。私が最も感動したのはこの著の最後に書かれているローマ字日記に関するエピソードである。啄木は遺言として友(丸谷喜市)に死んだら日記を焼いてくれと頼む。友は何度も実行しようとするが、その価値を知る市立函館図書館の岡田健蔵の必死の抵抗によって守られた。この話を読んで私は作品や本には作者の思惑を超えた意志や力があるのではないかと思うようになった。これと似たような事が歴史上何回か起きていることを私は知っている。
【 三原 茂夫 】

  「雪は、降る時期に降らないといつまでもダラダラと降り、春の天候不順を招く」
そんな先人たちからの言い伝えが見事に当たり、彼岸過ぎから低温が続き4月に入っても時々雪が降り、私の所では朝起きたら10cm近く積もっていた日が3日もあった。13日になりやっと気温が上って来て春らしく感じられる。植木の雪囲い外しや、稲の播種の準備に忙しくなってきた。そして世の中10連休の話でもちきりだが、私たちには全く関係のない事。ただただ天候が安定し、ゴールデン農作業日となることを願っている。
 古来、自然のすべてを神と仰いできた先人たちによれば、山の神が春になると里に下りてきて御田の神になり、秋の取入れが終るとまた山の神となって山に戻ってゆく。日本ほど神様が多い国はないそうだが、そんな神様たちはケンカはしないしお互いを認め合っている。絶対神が存在する国とは違う。そして先日聞いた話だが、ヨーロッパには騎士道、日本には武士道があり、双方とも金への執着を良しとしないところがあるが、先住民を駆逐して新しく生まれた彼の国には、そのような規範はなく、あるのは守銭奴(道)である。ナルホドと思った。
【 笹 輝美 】

“三寒四温”寒さと温かさを繰り返して、春が、来る。来た。
 イネの種まき時の季節になると毎年同じ感慨にとらわれるから不思議だ。季節の移り変わりに思う想いは昔も今も変わらない。
 気を張ることの多かった日々から、時間的にゆとりができたこの春、桜のつぼみの膨らみに、草木の芽吹きに、少しばかり心がはずむ。
今村祥吾さんは多作だ。新作「てらこや(せい)義堂(ぎどう) 師匠走る」、「羽州ぼろ鳶組 ⓼ (ぎょく)麒麟(きりん)」が出た。何とも痛快な運びで面白かった。

                         【 遠藤 敏信 】

白鳥が羽を休めていた


新庄発  短信集 … 弥 生

2019年3月15日
文責 : 遠藤 敏信

新庄のこの冬の最大積雪深は121cm。(2月13日)
累積657cm(雪氷防災科学センター)とのこと。  
今年は雪どけが早い                

◆今年の正月に「元気そうで何よりだ」と声をかけたら「来年のオリンピックを見てから死にたいものだ」と笑いながら答えていた、大正15年生まれのおじさんが、誤嚥性肺炎で2月末にあっけなくこの世を去った。誰もがあと2、3年は大丈夫と思っていたのに、人の生死は分からない。もちろん私も、あなたも。
◆遠藤さんが絶賛してやまない作家・今村祥吾氏が新庄で座談会をした。作品に新庄藩という名前が出ているだけで、司会者をはじめ挨拶に立った市長や関係者がそろって35歳の作者を「先生、先生」と持ち上げる。まんざらでもない顔をして関西弁で自分の作品を売り込む姿は吉本の芸人を思わせる。今どきの人気作家とはこういうものか、と思いをあらたにした。
同時に開催されている新庄・最上の火災や自然災害を、江戸時代から平成30年まとめた年表は渾身の力作だ。ぜひ見学してもらいたい。災害の多さに圧倒される。3月31日まで「ゆめりあ 体験館内」
【 三原 茂夫 】

◆この冬を振り返れば、やはり暖冬で積雪量も少なかった。ここのところ雨の日も多く急速に融雪が進みつつある。一部には稲株が見えはじめた田んぼに、白鳥が落ち穂をついばみ、北に帰る準備をしている。でも、夕方から久しぶりにまた、雪が降ってきた。
◆むの たけじ展 ― 大正・昭和・平成を生きたジャーナリストの歩みを辿る資料展を見るために、秋田県雄物川資料館に行く。「個」の戦争責任を取り、朝日新聞社を退社し、地方秋田(横手)から日本の深い矛盾を問い続け、週刊「たいまつ」を発行し続けた。その「たいまつ縮小版」の全巻が展示されていた。
 昨年2度のガン手術に耐えて、多くの著作物が刊行された。多くの人がむのさんの考え、思想、行動を必要としたのはやはり、社会が悪い方向に確実に向かっている証拠なのではないか! 政界では、安倍一強の中、次から次へと戦争法案と言われるものが国会で決められる。
― 数の力は暴言。質の力こそが本物のデモクラシー と、様々な むのたけじさんの言葉の色紙が壁一面に展示されていた。
【 今田 多一 】

 先日、ラジオで山形のシンガーソングライター山口イワオさんという方がいることを知った。私の脳ミソにはもはや彼の歌の歌詞もメロディーもインプットしておくだけの容量が残っていないが「サスケネェー」というタイトルだけは消えていない。「サスケネェー」は「差しつかえない」がったもので「差しつかえない」の他に「いいから、いいから」、「気にしないで」、「心配しないで」等の意味が含まれている。寛容が失われ、トゲトゲした今の社会にあって何ともほっこりする、地元を大切にする唱であった。
 以前は方言や地方を小馬鹿にしたような、特にお笑いと言われる番組があったが、それを地方に住む者たちもそのまま受け入れてきたこともまた事実である。
その土地の気候・風土とそこに住む人たちの知恵によって、長い年月をかけて様々な技術や医・食・住そして学びの文化が育まれてきたのである。決して私は国粋主義を奉じている訳ではないが、何もかも米国の真似をし、地方が東京の真似をするのは滑稽に思えてくる。私たちもサスケネェー精神で自分の住む地域を守っていかねばと考えてしまった。
【 笹 輝美 】

  白鳥の北帰行が始まった。群れはV字編隊を組んで飛んでいく。通常3月末から4月のはじめ頃に見られる光景なのだが今年はちと早い。季節の動きが早いのだろうか。田畑には30cmの雪が残る。
 3月11日を迎えると、どうしても2011年に思いがとぶ。東日本大震災だ。その日の夜は停電。灯りはローソクと山用のガスランプで、「こんなこともあるな」気分でいた。甘かったと思う。翌日、昼頃、電気が回復。テレビの映像が思いもよらぬ光景を映し出していた。町が、津波の濁流で流されているのだ!
犠牲・行方不明となられた方2万人超。あらためてご冥福を祈ります。
 そんな事態に更に追い打ちをかけたのが、原発事故だ。収束への道は果てしなく遠い。いや稼働する限り終末へと向かい続ける。もろく、不安定な、曖昧な中に今の暮らしがあることを思う。そして、また思う。あれから8年 … もう8年。
 【 遠藤 敏信 】

 暖かな冬です。積雪も例年の3分の1です。新庄の冬のイメージは4月の上旬まで雪のある風景なのですが、もうすでに田圃が見え始めているところもあります。
自分の百姓感では1年を半分にして6ヶ月周期があり、冬日の暖かさが夏日の低温に、山の雪が草々に無くなり、水不足か夏秋の野菜の不作か、現状の天候からそんな思いにかられています。昨年は7月の猛暑による水枯れ地区の農作物の減収、8月の豪雨による田畑の決壊と大変な補修費でした。
 国の根幹をなす「主要農作物種子法」を廃止する法律が昨年4月に成立しました。それから1年経過、内容を知れば知るほど日本国の食を、生命を脅かす内容であることに気づくのです。この件について、農縁新庄の生産者間で話し合った末、新庄市議会に「種子法の復活を求める意見書」を提出するよう請願書を提出しました。
3月議会にあたり所管の委員会に請願の趣旨説明のため出席し、自分たちの意見を述べてきました。委員会の議員の中には、好ましく思ってくれない方もおられましたが、全体の中では採択されるようです。
 近年の日本国、低迷方向に見えてならんのです。安倍さんの口からは「命を未来へ」、「息をのむような美しい田園風景日本」などと言葉巧みに語られますが、もっと日本国を真剣に深く、本当を追求してのリーダーであってほしいと思うのです。
自分の想いを述べました。3/14             
【 高橋 保広 】
 













春ま近、白鳥が北へ群れ飛ぶ