新庄発 … 短信集 如月(きさらぎ)

2020年2月15日
文責 : 遠藤 敏信

― 何か変! 立春過ぎて、冬が来た ―

●8日、川崎のもも保育園(18年来のおつき合い)の“味噌づくり教室”に伺ってきました。冬の行事として恒例化していることなので、園の厨房スタッフの方々で指導可能なんでしょうが、百姓の母ちゃんにお声がかかることは嬉しいことです。今回は、園児と親という設定の他に、園職員を対象にした2部構成でした。熟成が進み、秋口にはおいしい味噌が出来上がると思います。楽しみですね。
【 遠藤 信子 】

●雪が降らないので、年に2〜3回はしていた屋根の雪下ろしも除雪もすることがなく、朝から本読みをして飽きると録画していた番組をテレビで見る。この繰り返しで一日があっと言う間に終わる。働きに出ていた時には時間が過ぎるのはとても遅く感じられたものだが … 。
 澤田ふじ子さんの本を読んでいたら「知性・品性・教養、この三つを備えない人が権力・財力を持つといつの時代でもとんでもない事をしでかしてしまう。」という言葉に出合う。私がいつも安倍首相やトランプ大統領に感じていたのはこれだったのだ。あの二人(他にもいるのだが)の言動には全くそのかけらも無い。あのような人達が国のトップにいることが、どう考えても納得がいかない。
 ネットワーク農縁にも関係があった新潟県在住の医師・石井仁平さんから、コロナウイルスに対しての助言がありました。予防には今のところ免疫力を強めることしか方法がなく、ビタミンDが必要なのだが食物から必要量を摂るのは実際難しく、サプリメントが有効との事。薬局で売っている「カワイ肝油ドロップS」を毎日2粒とるとOKとのことでした。
【 三原 茂夫 】

●テレビでは新型コロナウイルスの感染状況を毎日、報道し続けている。
ネットワーク農縁でも馴染の天笠佳祐さん(遺伝子組み換えいらないキャンペーン・代表)は、人間と動物の感染症を招いているものは、
  ⦿ グローバル化(貿易の自由化・促進)
  ⦿ 地球的規模での環境破壊
  ⦿ 畜産の大規模化、生産の効率化
  ⦿ バイオテクノロジーの応用の拡大    などがあると言う。
現代社会が経済を最優先し、よりグローバル化を推し進める以上、拡大を止めることも出来なく、新たな新型ウイルスも発生すると指摘する。
【 今田 多一 】

●2020年もアッという間に立春を過ぎてしまった。この寒くない雪無しの冬がこれからの天変地異の前兆でなければ、と案じながらビニールハウスにこもっている。たまに外で出会う他の集落の人たちとの話題は決まって人口減少、空き家、一人暮らしの増加、子供が極めて少ないという暗い話ばかり。此の頃思うのだが、これは「戦後政治の行き着いた姿なのではないかと」
 国の機関の中には人口調査の部署もある訳で人口動向を予測してきた筈なのだが、抜本的な施策を講ずる事もなく、ただ低賃金労働者の供給にしか目を向けてこない権力の無責任ぶりの証と言えよう。権力を持つ者には利権しか見えないと思えるような事が余りにも起き過ぎている。であるから、権力とはさようにおいしい物なのであろう。 
【 笹 輝美 】

●どうでもよいような事がぐるぐる頭を巡る。どうでもよい事を、ままに綴る。
新庄の積雪深のもっとも少なかったのは、1971年から72年にかけての冬で、札幌冬季オリンピック(昭和47年)の行われた年である。記録(気象庁新庄測候所・当時)によると49cmだった。さて、記憶では最小積雪年度と思われたこの冬の積雪はというと、暮の12月6日が最大で62cm、その後だんだん0に近づき、立春を過ぎて寒波が到来、2月8日で46cm、2月13日時点で30cm(雪氷防災センター)ということだ。観測史上2番目の小雪年。記憶がなかったというのは、まだ農業に従事していなかったからかもしれない。
 今村祥吾は多作だ。先日新刊が出た。くらまし屋稼業シリーズの6作目。表は善良な飴売り浪人が、今の境遇からあらゆる手段を講じて晦ますことを裏の生業とする。そこに様々な妨害とか、炙(あぶ)り屋などという裏業の者まで登場し、人間関係が複雑に錯綜する。それぞれに業と欲と矜持と掟があり、ぼろ鳶シリーズとはまた趣の違う人間模様が描かれている。この頃、とみに涙もろくなってきた。
 それにしても、安倍首相は桜を観る会の参加者を「募ったけれども、募集はしていない」と述べたが、こういう詭弁がまかり通っていい筈がない。
 【 遠藤 敏信 】



大寒


21日、久しぶりに積雪があり、ほとんど消えかけた田畑が再び白くおおわれました。10cmほどの軽い雪で、歩くのに抵抗がないためリハビリがてら、散歩を試みました。
踏み跡のない雪野原に足跡が残り、気持の良いひと時を過ごした、という満足感が残りました。

それにしても、この冬の雪の少なさは異常(今のところ)です。まさに記録的な暖冬と云えます。除排雪に費やす労がなく過しやすいのですが、その反動の方が心配です。
雪が降って当たり前の風土に降らないことは好ましいことではありません。ほどほどに降ってほしいものです。

インフルエンザが流行っているとの事、気をつけてお過ごし下さい。
1月23日 遠藤 敏信

新庄発 … 短信集  睦 月

2020年1月15日
文責:遠藤 敏信

よい年になりますことを 祈ります。今年も宜しくおつき合い下さい。

● 1月4日、年始回りの途中、山形放送のラジオでMCのドンキーさんが、去年殺害された 中村哲さん のことを話していた。「アフガニスタンでは大統領が日本へ向かう中村さんの棺をかついで、今までの活動に対して最大限の敬意・哀悼の意を表した。それを迎える日本の空港では、日本の政府関係者は唯の一人もいなかった」と。「これが日本の姿なのか」と。
 去年の12月、収穫感謝祭を終え、帰りの列車の中でこれとまったく同じようなことを、笹さんが怒りながら話したのを思い出した。親類の家で世間話をしていたら、普段政治的な話をしない奥さんが、「トランプはひどい。イランの司令官を殺すなんて。これで戦争になったらどうするの!アメリカは爆弾で壊すことばかり。人命なんて何も考えてない。中村さんのように井戸を掘り、用水路を作って人々を助けたことがあるのか!中村さんの爪のアカでも飲ませたい」と一気にまくしたてたという。今まで見たことのない奥さんの怒りには圧倒された、と。ガキ大将のようにふるまうトランプの周りは、皆イエスマンばかりだ。私は届かない文句を言いながらテレビを見ているしかない。新年早々、重苦しいスタートだ。   
【 三原 茂夫 】

● 正月に道路が乾いている年が今まで何度かあったことは記憶しているが、1月中旬になっても田んぼの稲株がはっきり見えていることなどは初めてだ。本当に雪がない。そんな中、新しく音声をはっきり、画面もくっきりの4Kデジタルマスター版の映画「東京裁判」を見に行った。この裁判で戦犯被告28人全員、無罪を主張する。その中に、新庄ゆかりの小磯国昭がいる。父親が新庄出身である。7人が絞首刑、小磯ら18人が終身刑、2人が裁判中死亡、1人が梅毒による精神疾患で免訴。
 以前から言われていることと思うが、天皇を米国の強い思惑などで免訴し、日本自身で裁けず、戦勝国が敗戦国を裁くことでしか精算できなかったのだ。
 自衛のための戦争だったとか、アジアを開放するためだったなどと一部で加害の反省のない声が大きくなっているのでは!休憩をはさみ、約5時間の映画は「ニッポン国古屋敷村」以来だった。               
【 今田 多一 】

● もう1月も中旬になるがほとんど雪が無い。元日に降った雪も融けて無くなっていく。暖かく雪の少ない冬は記憶にないと村の年寄りも言っている。私もこんな冬は初めてだ。いつもの冬と比べると楽で過しやすいのだが、春、山に降った雪融け水を田んぼに張るのだがその水が足りるかどうか。田植えの大事な時の天候はどうなるのだろうかと気になる。山形特産のさくらんぼは気温が高くて休眠が遅くなり開花が遅れるようだ。開花が遅れると収穫も遅れ収量も少なくなる。暖冬の弊害もありそうだ。                        
【 星川 公見 】

● 新年おめでとうございます。とは言っても私自身、新年だからと言って特別目出たさを感じない此の頃である。明日は大寒、例年なら物は皆凍てつき、連日除排雪に追われている筈が、此の冬は雪が降らないばかりか寒くないのだ。記憶をたぐり寄せてみてもこのような事は無かった。吹雪の中、除排雪に汗を流す必要が無いのだからすこぶる楽ではある。しかし、その反動、お返しは何らかの形で必ず現れるのが常であり、今迄にない不気味さを感じている。
   冬期間気温が高いと作物によっては休眠不足で、生育不良や開花の遅れ等の障害
  が発生するものもある。私がほんの少し行っているウルイでも加温しても発芽不良
  を呈している。今年こそは天候も詐欺や賄賂、財力の横暴がまかり通る社会ではな
  く、日々おだやかに過ごせるよう願うばかりである。       
【 笹 輝美 】

● ひょんなことから、工学院大学に所蔵されている「今和次郎コレクション」の一部2000冊余りの書籍が新庄市に移管(寄託)になった。私から見れば、今和次郎
(こんわじろう・1888?1973・考現学の創始者)という人は、奇人・変人である。
変さ加減がハンパでないので、一般市民に理解してもらうには、とてもむずかしい。
りくつではなく皮膚感覚が必要かもしれない。
身近に接した栄久庵憲司(えくあんけんじ・1929?2015・工業デザイナー)は、
「今先生という存在は、非常にわかりやすい謎である。広大無辺、妙にして用を得た学風、つまり人間学に尽きる。」と書いている。ジル・ドゥルーズ(1925?1995・アンチ構造かも?)という泥沼は私を窒息させるが、今和次郎という泥沼は私をここちよくしてくれる。
 今年の一年も又、この二人からはじまる。     スミヤキストQ 
【 佐藤 恵一 】

● 新庄は雪が降って当たり前の風土。それが今、ほとんどない冬となっている。
友人が、家の畑の脇にふきのとうが出てきた、と云うので、半信半疑で出かけた。何と、芽吹いているではないか。数株摘んでもらい“ふきのとう味噌”にして食べた。ほろ苦く、うまい。が、本来4月初中旬、春の到来を喜んでいただくものだと気づく。まだ正月半ば、寒中に味わったからと言って、嬉しいことではない。
 何年かぶりに、映画館に行った。「男はつらいよ」50- 帰ってきたトラさん―
ポスターがいい。キャッチコピーも実にいい。「ただいま。この一言のために、旅に出る」画面に見入り思わず吹き出し、そして涙がこぼれた。いい時間を過した。
【 遠藤 敏信 】
生産者一同からのお願い

◎ いつもネットワーク農縁の活動を応援いただきありがとうございます。
本年も引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 さて、お米等の発送手段として利用してきた「クロネコヤマト」が昨年7月に
料金改定(値上げ)し、加えて10月からは消費税増税分が上乗せされました。
 これまで、皆さまに負担していただく送料を据え置き、生産者が値上がり差額分の対応をそれぞれ行ってきましたが、これが大きな負担となり維持継続が難しい状況になっています。
 ヤマト運輸だけでなく佐川急便や日本郵便(ゆうパック)の利用や簡易包装(箱なし)での発送等、輸送コストの負担軽減について様々な検討を行いましたが、何よりも安心・安全でおいしいお米をお届けできることが一番大事だと考え、やむをえず2月の発送分より、若干の送料値上げをお願いすることとなりました。
 日頃よりお米をご愛顧いただいている皆さまに大変心苦しいお願いではございますが、ご理解・ご協力いただきますようお願い申し上げます。
新庄事務局 【 工藤 恵子 】


● 温暖な冬です。一時は50cm位の積雪に「根雪になるのか?」と思ったのですが、それもすっきりと消え、二次三次と降るのですがやがては消えての繰り返しです。自分的には、厳しい冬を望むのですが、一年でもっとも寒い時期になります。この暖かさにいつの時期に冷えが出てくるのか、四季の乱れを心配しているのです。
みなさんには昨年お送りいたしました新米を見てお気づきになられた方も多かったと思います。米粒の黒い斑点・カメムシによる食害の痕です。昨年は特に多く発生しました。忌避剤での予防撒布を何回か行いましたが、防ぎきれませんでした。
心苦しく思いながらもお送りしていますお米の中にもあるのです。勝手を言って申し訳ありませんが、どうぞご了承くださいますようお願い申し上げます。

 この温暖な冬は抑制することなく多くの害虫を越冬させ用意させてしまうようです。今年も温暖化は四季を狂わせ、弊害の多い年になるかと心配しております。
どうかどうか、安定した四季を過せますようにと新年の初めの願掛けです。
みなさんにとってもよい年でありますよう、お祈り申し上げます。               
農縁代表 【 高橋 保広 】


新庄発 … 短信集  師 走

2019年12月16日 
文責 : 遠藤 敏信 

12/15  東京での 「収穫感謝祭」 今年も大盛況。
参加された皆さん、ありがとうございました。

 2019年もあとわずか。1年間ありがとうございました。アッという間に1年が過ぎてしまいましたが、チコちゃんが言うには歳をとると1年が早く感じるのは「ときめきが無くなるから」との事でした。しかし、自然の中で百姓をやり山や川、森に入ると子供のように目を加がやせそうになることばかり。ときめきを感じるのですが … … … 。
 今月初めの寒気で私の所は一気に40cmほどの雪が積もり、今日12日でも15cmの積雪がある。雪が残っていると晴れても気温は上がらず、寒い。
まだ雪は大丈夫と決めつけ、越冬野菜の収穫を遅らせていたら、すべて雪の下にしてしまった。余分な手間がかかり、わが家の大統領から大目玉。雪が積もれば残っている外の作業は来年に繰り越しとなり、これからは私の別荘(ビニールハウス)で廃油ストーブで暖まりながら、促成するウルイの準備にとりかかる。村の仲間達もそれぞれビニールハウスにこもりきりとなり、なかなか顔を合わせることも少なくなるのだ。
 早朝と夕方には除排雪の機械の音が忙しく響くが、あとは静まり返り、冬眠状態となる。子どもが減少していることも大きい。
 百姓の一線から離れたら読もうと思い、結構本を集めてきたが、いざそんな年齢になったら、視力が落ち読書がきつくなってしまった。なかなか思い通りにはいかないものだが「ときめき」を失わないように努めてゆきたい。
【 笹 輝美 】

○今年も残り少なくなって、ほんとに1年が早いと感じる。大雨と台風によって同じ所が何回も被害を受ける。今までは他人事と思っていた新庄も例外ではなくなってきた。
○中村 哲さんが銃撃をうけて亡くなる。アフガニスタンの国土を豊かにし国民が食べていけるように、身を挺して危険を省みず働く姿は現代の聖者・聖人であった。殺害に一体どんな理由があったのだろうか。
 ○一度でいいから、「これが俺たちの首相だ」と胸を張って誇れる人がなってほしい。今、私が見ているのは公と私の区別も出来ず、そろいもそろって恥を知らない
人ばかり。・今年一年間、ありがとうございました。
【 三原 茂夫 】

 年末の恒例行事、川崎市の“もも保育園”の冬まつりでの餅つき、芋煮会交流 &池袋での農縁“収穫感謝祭”参加のために上京しています。毎年のことながら、改めて親交を確認する機会だと思います。ありがとうございました。
【 遠藤 信子 】

 今、収穫祭の会場にいます。急に短信を書けと紙と鉛筆を渡されました。この収穫祭も20年を越えています。都内を転々としてきましたが、2年前から池袋の駅前という好立地の場所で行っています。ワーカーズとのつながりがどうなっていくかとても楽しみです。「継続は力なり」です。 
【 佐藤 恵一 】

 13日、朝5:40分の新幹線で、もも保育園冬まつりのために上京する。思ったより暖かく、餅つきも18年目ともなると手際よく事が運ぶ。とにかく、皆さんに喜んでいただいてよかった。翌日、池袋での収獲感謝祭は、朝8時から準備をしながらこの原稿を書いています。今年のお米は8月に入って、イネの穂が出る時期に気温が高くなり、害虫の活動も活発になって、例年より虫の被害(斑点米)が多いと思いますが、ご理解ください。年々温暖化が進むとお米の高温障害が多くなるのが気になるところです。
 【 星川 公見 】

 今回、私の担当は14日の鎌倉の“モンタナ修道院”の訪問でした。毎年のことながら、昼食を囲みアフガニスタンで亡くなった 中村哲 さんの話や、17才のグレタさんの温暖化による地球環境悪化防止の訴えに共感する、という話等々、とても和やかなひと時を持つことができました。ご馳走様でした。
「収穫祭」では馴染の会員さんと年1回のことながら、顔を合わせるのは、やはりいいです。
【 今田 多一 】

年の瀬。新年を控え、喪中はがきが連日届く。近年とみに多くなった。
歳を重ねてきたということのあらわれだろうか、などと思う。
新しい日記帳を買い求めようと思う。これまで5年連記や10年連記のものを使ってきた。さて、何年ものを選ぶかと迷う。考える事は、自分があと何年持つか、ということである。思案の末、また10年ものを選ぼうと決めた。
今年も新庄・ネットワーク農縁をごひいき下さり、ありがとうございました。
【 遠藤 敏信 】

新庄発 短信集 … 霜 月

2019年11月15日
文責 : 遠藤 敏信

 稲の刈り取りを終えると直ぐにやるのはコンバインの掃除。足回りの泥を落とし水洗い、よく乾かしてから給脂、不凍液の交換、全体の点検等メンテナンス作業である。これを怠ると来季の故障や機械の寿命を縮めることにつながってしまう。
その後、乾燥調整作業が終了すると乾燥機、籾摺り機、選別計量器、そして、作業場を掃除し、機械を格納すると米作りの一連の作業が終わりとなる。しかし、いつ雪が降り出すかわからない季節。建物や植木の雪囲い、私の場合、冬場に促成栽培するウルイの株の掘り取りと畑からの運搬という作業もあり、越冬野菜の収穫とその後の畑の後片付け、と何かと忙しい日々を送っている。それらが一段落したら僅かばかりであるが、山林の手入れや作業小屋で使う薪の取り出しや運搬が待っている。また、田圃の用水路の修繕を行う必要があるし、百姓の仕事には終わりがない。
 若き日に薫陶を受けた、自らも百姓を名乗っていた今は亡き山形の詩人・真壁仁さんがその著書の中で「百姓とは百の姓なり」と述べておられるが、私も百の作物を作り得、百の仕事をこなすことができるようにと目指してきたが、それは容易なことではなくまだ十姓にも届いていないかも知れないが、年寄りの特権(モノワスレ)を連発するようになった今でも、変わらずに目指していきたい。
【 笹 輝美 】

 新庄は秋も終わりに近く、どんよりとした秋雨などがあると冬も近いと感じるが、今日13日は小春日和である。そがきは終わったが、茄子やピーマンなどの畑の片付け、家の前の堆肥を畑に運搬することなど、細々とした仕事が続く。越冬野菜の穫り入れはこれからだが明日からの天気予報は ☂ マークである。
【 今田 多一 】

 オリンピックの年に合わせて4年に1回行われていた中学校の同窓会が、古稀になったのを記念して1年前倒しで11月4〜5日にあった。今までになかったお祓いのあと記念撮影。5クラスで240名だったが参加したのは40名。これまでに、亡くなった人は30名を超えた。皆、この次はない、これが最後になるかも知れないと言いながら、思い出に酔いしれた。そして、宴会の最後を全員で歌った曲が「あの素晴らしい愛をもう一度」であった。あのフォーク全盛の時代を生きた者たちの歌でもある。                        
【 三原 茂夫 】

 加工所にこもりっきりだったが、晴れ間を縫って豆類(あおばた豆、秘伝豆、黒五葉、、くるみ豆)の取入れを行う。従来、ビニールハウスに運び入れ、少し乾燥し人力で脱穀するのだが、雨漏り箇所が多いということで車庫に運び込む。ビニールハウスの天幕がカラスで穴をあけられるということは一般的に多いことなのだろうか。そして、その防止のためには何をすればいいのだろうかと、悩む。
   越冬野菜の収穫は雪に当ててからになりそうだ。
【 遠藤 信子 】

 落葉が進み冬の近づきを感じる。ニュースでは「北海道に積雪」の映像が流れる。新庄では多くの家々で、10月下旬からすでに“そがき”(雪囲い)にとりかかり冬に備える。私はいつもスロースタートなのだが、意を決して取りかかる。と、とたんに雨が落ちてきた。間が悪い。
 この秋はカメムシ(俗にいう屁臭んぼ虫)が多いと感じていたが、それにしても多い。背中にも泊まるほどだ。カメムシの多い年は雪が多い、というが雪はほどほどがイイ。
 【 遠藤 敏信 】

新圧発 … 短信集 神 無 月

2019年10月15日
文責 : 遠藤 敏信
●品種をコシヒカリに変えてから、ここ10年ほどイモチ病にはかからなかったのだが、今年はどういう訳か葉いもち病から穂首に移行し、全面的に被害が出てしまった。死に米が多く見た目にも悪いし、食味が心配だ。これから私の米が配送された時は、ぜひ寛容な心でお願いいたします。  台風15号に続き今度は19号が東海、関東、東北を縦断する。テレビに映し出される映像に、息をのむ。これでは神も仏もない。それにしても、素人目にも日本の河川の堤防は脆弱(ぜいじゃく)すぎる。同じような光景が繰り返される。基本設計に欠陥があるような気がする。 【 三原 茂夫 】 ● 10月上旬、7万いくらかのお金が村の各家々に配られた。共有林のスギが高規格道路用地に買収されたのである。私が20代の頃、毎年春、雪で曲がった杉木立を 縄で引っ張り立て直す作業があった。田植え後の初夏、曲り鎌で荒草を刈る。村総出の共同作業を10年以上やったという記憶がある。赤かべの土地だからスギは余り良 く生長しない、という話は聞いていたが、最後の姿は見ていない。今、村では植林や山の手入れをする人を見る事はない。たまに、雑木をキノコのほだ木取りをするくらいである。  「一人7本の気を植えよう」昔、中国の毛沢東が7億の民に提唱したという。日本においては、内村鑑三が「国を興さんと欲せば樹を植えよ」と、言ったそうだ。 【 今田 多一 】 ●台風19号は新庄では信じられない程、雨・風とも強くはならず、胸を撫で下ろしている。甚大な被害をこうむった方々には心からお見舞いを申しあげます。  地球温暖化は、最早逃れることのできない現実で、私達一人一人が肝に命じて取り組んでゆかねば、自分で自分の首を絞めることにつながる事が一層明確になったといえる。今の“新自由主義の思考”の中では何を取っても、何をやっても、今すぐ結果(利益)をあげなければ許されないようになってしまっている。と、同時に、福島原発事故強制起訴無罪。日産騒動、関電に見られるような権力を有する者達の無責任体制は更に強まっていると言える。  先日の新聞で、先の戦争で無謀な作戦と言われるインパール大先戦において作戦遂行中、舞台全滅の危機を救う為、命令に反し撤退を決意した山形県出身の陸軍中将がいたことを知り、驚愕を禁じ得なかった。彼は後に抗名の責を負うことになるのだが、後年、関係将校らが追悼の碑を建立したそうな。  翻って、当初邦人保護の名目で出兵した筈が、満州国国務院総務庁次長の要職にあったお方をはじめ、重鎮たちは敗戦が確実となるや、多くの民間人や兵を置き去りにしてサッサと逃げ帰り、戦後は何喰わる顔で政・財・官界に身を置き、先のお方は昭和の妖怪とまで呼ばれることになった。海難事故の場合、船から乗客乗組員すべてが降りたことを確認して、最後に船長が船から離れる、というのだが。そして、インパール作戦の背景には軍幹部の欲と忖度があったと記している。何やら今の社会をホウフツさせる記事であった。  稲刈りは彼岸頃から好天が続き、思いのほか、この10日までにおわすことができた。後片付けをなるべく早く終わらせ、ご褒美に山へでも出かけようと思っている。    【 笹 輝美 】 ●きな粉は通常、完熟大豆から作る。ところが、枝豆で食べられる状態で収穫し茹で、粉砕、乾燥後製粉化すると、色鮮やかで香りあるものに仕上がる。そのため、9月中旬から約2週間、畑で毎朝枝豆もぎを行なった。農産加工品の原材料確保である。ちょうど同じ時期、県の農林大学校農産加工科専攻の学生を、実習研修のため10日間受け入れてほしいとの連絡が入っていた。ひとにものを教えるなどというのはおこがましいが、それはそれ、逆に仕事が大変はかどり、助けられた。 そのため私は、この秋イネ刈りにはほとんどタッチしていない。生活のリズムが変わってきていることを感じている。 【 遠藤 信子 】 ●  稲刈りがあと少しで終わる。刈り取りからちょうど一ヶ月だ。今年の山形県は豊作だという。私の場合、今年の作況は、というとため息が出るものだ。 ・ヒメノモチ(早生種):まあまあ。去年、スズメに集中的にささられた。今年は大型鳥のカイト(凧)を3羽飛ばし、防鳥糸を張り巡らした。  ・あきたこまち(早生系):きれいに仕上がった。量的にはまあまあだが質的にはよかった。  ・さわのはな:(有機栽培):広葉雑草が多く、収量に影響し、籾摺りをしてみてカメムシの食害を確認、斑点米の除去を行いたい。  ・はえぬき:栽培面積が一番多い主力品種。雑草特にヒエの発生が多く、加えて遅発イモチ病にも侵され、量・質ともに不満足な出来。  ・つや姫(特別栽培):県の栽培マニュアルに則り、抑制した栽培を通し、目標に近いいい出来に仕上がった。  ・つや姫(有機栽培):まだ刈り取っていない。見た目良好。   ということで、この年にして、いまだ反省するばかりだ。 【 遠藤 敏信 】

新庄発 … 短信集 長 月

文責 : 遠藤 敏信 

宅配業者の変更を検討しています。

 従来、ヤマト運輸を利用してきましたが、近年の相次ぐ料金値上げとまもなく消費税が引き上げられるのを勘案して、郵便局による宅配への変更を考えています。その際、問題となるのが、
重量区分が例えば、5キロまで、10キロまで、15キロまで、というように重量区分が厳格になるという事です。4.5キロ、9.5キロなどという重量単位に変えていくことは可能でしょうか。

 世界の国々で日本くらい自然災害の多い国はまれであろう。地震・津波は言うに及ばず、大雨と台風がたて続けて日本列島をおそう。そして繰り返される停電と断水。せめて、公民館ごとに小型発電機と地下水を利用出来る井戸があれば、復旧まで大分しのげると思うのだが。(なんだか去年と同じようなことを書いた気がするが … )
 年に1度の1泊登山は今年は、美ヶ原と霧ヶ峰。去年の木曽駒ヶ岳は雨降りで何も見えなかったので今年こそ晴れてくれと神頼み。その甲斐あってテレビで何度も見た景色が目の前にひろがる。曇天ながら遠くに北アルプスの山々。八ヶ岳・浅間山等がかすかに見える。去年に比べれば見えただけで大満足。
 夜は高台にある旅館に泊まる。松本市の夜景を見ながらのビールは特別にうまかった。アルバイトにきていた信州大学のお兄さんの話は面白く、東京から来た訳は日本で唯一映画に関する学部があるからとか。もちろん映画に関する仕事に就き、将来名を残す映画監督にでもなるかも知れない、と思っていたらパチンコ屋に就職を決めたという。人生いろいろだ。
【 三原 茂夫 】

  私は14日から稲刈りを始めた。昨年と違い新庄は大きな災害もなく、天候にも恵まれた。イモチ病も少なく、水口付近に一部見られるが、全体的にまあまあである。
 無投票になると思っていた新庄市長選。市立看護師養成校を市街地の狭い敷地に建てるという。毎年1.3億以上の市負担が待ち受けるのに設立するという。これが争点であった。結果は55票差で現職が勝ち、建設の白紙撤回を訴えた候補者が負けた。看護師養成校の設置を巡っては市民の声は真っ二つに割れている。
【 今田 多一 】

 8月下旬からよく雨が降り続いたが、8/24〜26の新庄まつり期間中は晴れて3日間で55万人の人出であったとか。9/5以降、猛暑がぶり返し息も絶え絶えといったところ。好天が続き、稲の登熟も日に日にわかるほど。そんな時は西瓜が一番と自給用に数本植えていたのだが、そろそろ食べごろと思えるものから順にタヌ公が「お先にごちそうさま」。揚げ句、西瓜の茎や葉までメチャクチャにされる始末。まるでタヌ公のために植えてセッセと管理をしてきたようなもの。であり、加えてスイートコーンまでも全滅とあっては、怒りは頂点に。思案の末、ホームセンターから箱ワナを買って来て菓子やゼリーをエサにして仕掛ける。ビニール手袋をはめて、人間のにおいが着かないように入念に。そんな効あってか数日後に1頭捕獲。その後続けて2頭、計3頭をゲット。それらは野山に放っても再び現れるのが目に見えているので、仕方なく入水していただいた。今度生まれ変わってくる時は、人間と共生できる生き物となってくるよう祈りながら。タヌキ、キツネ、テン、イノシシと害獣は増え放題。それとは逆に集落(地方)の人口は激減の一途。何故こうなってしまったのか、一切の検証をすることなく地方の再生を口にするセンセイ方は多いが?結局、この夏わが家の西瓜は6個だけしか食べられませんでした。
【 笹 輝美 】

 新庄で最も親しまれ繁盛していたソバ屋が7月半ば、店を閉めた。店主は昨年春ごろから体調がすぐれないことをもらしていた。それにしても突然のことに驚いたものだ。
 8月末、店主だったYさんの訃報を知る。酪農家として20数年、ソバ屋として21年、明るく前向きで気風がよく、周囲を牽引していた。神を敬い、農に親しみ、他者の心に寄りそって生きた。不条理。残念に思う。
今日15日、稲刈りをはじめた。
【 遠藤 敏信 】