新 庄 発  短 信 集 … 如 月


2015年2月15日
文責:遠藤 敏信


  「ネットワーク農縁」として活動してから今年で20年になる。それを記念して特集号を、いう気持ちがわいてきた。
 これまでの農縁の歩みや、今まで私たちを支えてくれた東京側スタッフの声。農縁米を食べ続けてくれた人たちの意見や感想を取り入れたものにすれば、20周年特集号にふさわしいものになると私は思うのだが、どうだろうか。 
【 三原 茂夫 】

   冬場、除雪作業に携わる者にとって天気予報をチエックすることは欠かせないことだ。夜、7時少し前、NHKテレビの全国、そして山形県内の気象情報は必ず見る。週間天気予報・降雪量情報・降水確率があるからだ。特に朝までの降雪情報は助かる。10cm以上の積雪量があると出番だからだ。
 それにしても、NHK会長の 籾井何とか の発言はひどい。“ 公正・中立 ”と言っていながら、「あんたが一番偏っているんじゃないか」って言いたい。それでいて
“皆さんのNHK”を標榜するのはとてもおかしい。
 明日までの降雪量予想は15~25cmで、また出番となりそうだ。(13日夜)
【 今田 多一 】

   立春から4~5日暖かい日が続き積雪も少し減ってきたかなーと思っていると今週は40~50cmも積もって雪かきに追われる毎日です。あー春が待ち遠しい。
 1月の短信集に今年の雪は重いと書きましたが、先月末のNHK放送でやはりこの冬は温暖化で湿った重い雪が降るのが多いようです。低気圧が発生しやすく寒気が南下するのも海水温が高いのが原因で昨年12月の九州や四国に降った大雪も年々高くなる海水温が原因のようです。
 海水温の変化は海の生態系もかえてしまい、獲れていた魚が穫れなくなって漁師さんたちに深刻な影響を与えているところもあるようです。   
【 星川 公見 】

   昨日13日から今朝まで40cmほどの雪が積もり朝作業だけでは片づけきれず、日中も汗を流した。除雪を終えて一服、新聞を開くと今日もまたテロ、TPP。
そして、カラスが鳴かない日があっても出ない日のない、カイカクと言う記事が今日も並んでいる。
 TPPに関しては妥結を急ぐようなものばかりでその内容は霧の中。特に私たちが最も注視している“ISD条項”(投資家 対 国家の紛争解決)に関してはほとんど取り上げられていない。米国の司法が自国の利益に反する、又は障壁と認めれば他国の法条例をも超えて従わせることが出来るというこの条項、米韓FTA締結後の韓国はどのような問題が生じているのか ? そして、メキシコは ?  わかっているのにまったく伝えない。そう、報道しない自由なのである。
 戦前戦時中デタラメ報道を流し続け、国民を戦火の中へと煽り立てていったが、敗戦後朝日をはじめとする報道各社は何の反省を示さず、一億総ザンゲである。
不平等条約を前にしてマスコミは又同じ轍を踏むのであろうか?
小生、大雪で少々イライラが高じているのであろうか?     
【 笹 輝美 】
 
   築50年のわが家は、今様の雪国仕様高層式でないため、雪が多いと北側の屋根が雪で埋まる。この冬は12月初めから降雪のペースが速かったため、暮れから正月にかけ1週間ほど日中も灯りを点けねばならない日を過した。後に掘り上げ運び出したのだが、この前また同様のあり様になり、屋根と地面がつながった。14日、汗だくになって今季2度目の掘り起こしを行った。
 3.11の大震災があった年から続く大雪なのだが、それでも今年は寒中に☀が射したために私的には比較的穏やかに感じる。これで収まってくれれば御の字なのだが。 
 【 遠藤 敏信 】 
第44回 新庄雪まつり から


新庄発 … 短信集  睦月




  新年おめでとうございます。
12月に入ってからの大雪はそのまま年を越し、寒に入りまだ1週間というのに平年の一冬分の雪が積もってしまった。屋敷が都会と比べ広いとは言っても限りがある。これから降る雪をどう始末するか悩んでいる。
 昭和の初頭、山形県村山市出身の代議士・松岡俊三は「雪国が貧しいのは雪のためだ」とし、雪害救済運動を起こしたがここ数年続く大雪による経済的・人的損失は計り知れない。特に高齢者は雪の降らない、少ない所へ移り住むことを考えるのは無理からぬことだ。都会の若者(すべてではない)を揶揄する言葉の一つが「今だけ、金だけ、自分だけ」だそうだが、雪国もそのような風潮が色濃くなればとても住み続けることはできないであろう。すべてに資本の論理を当てはめるような考えとは一線を画し、私たちの郷土と農の営みを守ってゆきたい。皆様の応援よろしくお願い致します。  
【 笹  輝美 】

   昨年暮れの収穫感謝祭には出発直前にギックリ腰になってしまい参加することが出来ず、暫く寝込むことになってしまいました。今はすっかり良くなったのですが、お騒がせして申し訳ありません。原因は雪かきだったのですが、この冬の雪は湿っていて重く12月初めからの積雪は2メートル近くもあろうかと思います。この重たい雪は温暖化のせいかと思ったりします。ちょっとグチっぽくなりましたが、今年も宜しくお願い致します。                           
【 星川 公見 】

   平年なら降ったり消えたりを2~3回繰り返して根雪になるのだが、この冬は12月2日の初雪がそのまま降り積もってしまった。4年連続の大雪である。そのため、雪かき作業の出番もことのほか多いが、冷え込みの強い真冬日が少なく気温が高いため雪は湿り気が多くて大変重い。
   ローカルニュースで秋は熊の出没情報が連日流れるが、冬は雪下ろし作業中の事故、ケガなどが必ず流れる。2月いっぱいは雪により、道幅も狭くなりまた道路わきの雪壁も高くなって見通しが悪くなるため、交通事故だけは気をつけたい。
【 今田 多一 】

   1月14日に大豆トラスト会員よりめずらしい年賀状が届いた。そこには相当いかれてきた日本の現状の中で、昨年おこった数少ないまともなことの一つ … でしょうか。」とあり、はがきの裏側に関西電力大飯原発3.4号機運転差し止め訴訟の福井地裁判決言い渡しの主文と理由がびっしりと印刷されている。原子力発電を運転してはならないという裁判所の理由がとてもまともなので、以下(一部)紹介したい。
「たとえ本原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしてもこれを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることこそが国富であり、これをとりもどすことが出来なくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている。」 そのとおり             
【 佐藤 恵一 】

● 新庄市の豪雪対策本部設置基準は、積雪深150cm(基準は各自治体によってそれぞれ異なる)です。市では1月9日「豪雪対策本部」を設置し、雪対策を最重要課題にしました(4年連続)。 ここ新庄は雪があって当たり前の風土とはいえ、市民それぞれが、雪処理に連日関わるのはつらい。そして又、仕事として関わる人たちにしても、「降雪で仕事の声がかかる分、ありがたいことだが、毎日となるときつい。要はほどほどなんだべ」と言います。逆手にとって、白菜とキャベツを雪中に埋めました。寒中にそばの実を清流に10日ほど漬け、それを再乾燥し、「寒ざらしそば」を作る準備をしています(それぞれ甘みを増すと言われています)。 どっこい、頑張っています。そんな新庄に、ふら~っと遊びに来なさいよ。         
【 遠藤 敏信 ・ 信子 】

  
                               
問い合わせにお答えします

12月下旬、複数の農縁・大豆トラスト会員の方々から「納豆工場建設のためのファンド募集」の案内が、「ネットワーク農縁と新庄最上有機農業者協会」の連名で届いているが、農縁新庄の生産者が資金集めをしているのか?という問い合わせがありました。
  「!? 」 … … … … … … … … … … … … … … … … 
ネットワーク農縁新庄の生産者は「有機農業者協会」の設立を応援し、無農薬栽培大豆の供給等でその後も協力関係を続けてきた経緯があります。しかし、経営に関しては別事業体という認識で今日に至っております。
 今回の件は農縁の生産者を気遣う消費者の問い合わせによって知ることとなりました。私たちは有機農業者協会が発展することを願っていますが、会員の皆様方には経営・運営体として別物であることをご承知おき下さいますよう、お願い申し上げます。    
【 2015年1月10日 ネットワーク農縁新庄生産者一同 】

新庄発 … 短信集  師 走

2014年12月17日
文責:遠藤 敏信


   今年の収穫感謝祭も会場を提供してくれた川崎の「もも保育園」をはじめ、休日にも関わらず朝早くから手伝ってくれた職員の皆様や東京側スタッフのおかげで、懐かしい再会と楽しい語らいの場を持つことが出来ました。本当にありがとうございました。
・ 反省点 : 選挙中であったとはいえ自己紹介の時、マイクを握った途端に政治家並に個人蔵書数が山形県でベスト3に入る等と大ボラをふいてしまったこと(本気にしない
でネ
・ 雪国と違って朝から太陽がさんさんと降り注ぐ中、三浦修道院を訪ねる。心のこもったシスターたちのお話とおもてなしに、ただただ感謝・感謝でした。   
【 三原 茂夫 】

   “もも保育園”の冬まつり、収穫感謝祭を終え、顧客へのご挨拶として鎌倉のモンタナ修道院を訪問した。日程は1213 15日だったが私は冬場の仕事上、1415日の上京だった。収穫祭では会員の皆さんとの交流が主ですが、私は参加された方々のお顔と名前がようやく7割方わかるようになり、より親近感が湧き楽しい一日でした。それを支えてくれた“もも保育園”の皆様は休日にも関わらず、準備・後片付けをしていただき、感謝あるのみです。そして、東京世話人の皆さんもご苦労さんでした。 
 又、三原さんと一緒にうかがった訪問先“モンタナ修道院”では熱烈な歓迎を受け、昼食まで用意していただきました。話はこの度の選挙結果のこと、農業のこと、原発再稼働のこと、集団的自衛権のこと、キリスト教信仰のこと等、多岐にわたりました。硬い話題ではありましたが、とても楽しい時間でした。本当に皆様方に感謝です。
【 今田 多一 】



 

【阿部 小百里】


  収穫感謝祭にご参加ありがとうございました。もも保育園の職員の方々に大いに助けてもらいました。新庄に帰ってみれば大地は雪で覆われ、真っ白。それがしばらく続き、その内、グレーに変わり、やがて緑になり、芽が出てきて、などと思っています。
【 吉野 昭男 】

   14日の収穫感謝祭には、今年も大勢の皆様が出席して下さり、ありがとうございました。皆さんとゆっくりお話しすることが出来たのが何よりうれしかったです。そして、
会場を提供して下さった“もも保育園”には、感謝の申し上げようもありません。休日というのに、早朝からの準備・後片付けとご迷惑をおかけすることになり、心苦しくも、ただただ感謝あるのみです。
ネットワーク農縁が20年にわたり活動を続けてくることが出来たのは、東京側のスタッフは言うまでもなく、このように多くの皆様の支えがあっての事と改めて肝に命じ、百姓として一層の精進を重ねてまいります。
 15日には、三浦修道院を訪問しました。和洋折衷の美しい院の建物と木質ペレットを使用するボイラー等の設備を見学しました。そして、豪華な昼食をいただきながら、おだやかにシスターの皆さんと、お話しすることが出来楽しいひと時を過ごさせて頂きました、感謝。早春のような暖かく柔らかな陽射しと青空の下から新庄に戻れば、又雪と氷の世界、何故こうも違うのかと恨めしくもなるが、来春に向け体力と脳みそに充電しながら、冬を楽しみたい。                     【 笹 輝美 】

   13日、私たちのお米を園児たちの給食に10数年ご利用いただいている川崎の「もも保育園」の冬まつりでの餅つき & 職員さん方との交流会。そして、翌日は同会場で農縁会員との「収穫感謝祭」。山形名物芋煮などを食しつつ、久しぶりの再会を喜び、初めての対面で今後を約束したり … 。それぞれ、あわただしくもとても楽しい、充実したひと時でした。皆さん、本当にありがとうございました。感謝。  【 遠藤 信子 】
 
   14日夜、衆議院選挙の開票結果には愕然とした。日本はどうなっていくんだろう。

切りかえ:モンテディオ山形がJ1に復帰した。このことを率直に喜びたい。

みなさん、今年もありがとうございました。どうか、良い年をお迎えください。

【遠藤 敏信】