● 今、村の田んぼに稲が残っているのはほんの僅かとなりました。大方今年の稲刈りを終えかけています。8月の長雨と日照不足が影響したのか青米歩合が高い気がしています。9月は気温が高く、登熟が進んだと思っていたのだが…。でも田面がよく乾きコンバインがぬかることなく、故障なしで済みホッとしています。
農業資材・肥料・燃料、8月からは農機具も皆値上げ。「百姓の売るものは安く、買うものは高い」茶飲み話でのいつもの愚痴である。
【今田 多-】
● ○ 安倍元首相を「財政・金融・外交をぼろぼろにし官僚機構まで壊した国賊だ」と発言して一年間自民党の役職停止になった村上誠一郎氏だが、これまでの発言も私から見れば至極当り前のことを言っているだけだ、と思う。
かつて、司馬遼太郎は敗戦までの昭和の時代は日本が軍部に乗っ取られた、と表現していたがこの論法で行くと、今や自民党は安倍派に乗っ取られてかつての自民党は右から左までの幅広い人材を擁していたが、今や極めて自由のない党になってしまったと言える。
○ 友人が朝早くから並んで買ってくれた“森山良子コンサートのチケット”はなんと最前列。私と同じ年代でフォークの女王と言われていた。中でもギター1本で歌った「さとうきび畑」とチャップリンの映画「ライムライトのエターナリー」は圧巻であった。
【三原 茂夫】
● 10月に入ると西高東低の気圧配置になりやすくなり、結果雨の日が多くなる。
稲の登熟の遅れから稲刈りのスタートも遅れ、雨が続いたこともあり14日に刈り取りを終えた。8月の長雨・日照不足により、収量は近年にない不作。資材がすべて値上がりの中、収穫したものに転化できなければ経営持続は不可能となる。
苦しくもなれば神や仏に槌り付きたくもなろう。民衆を苦しみから解放する為わが身を粉にして道や橋、治水等の工事に取り組んだ僧の話は各地に残っているようだ。
山形県でも誤って人を死なせてしまった人が僧となり民衆の為に奮闘し、最後は人々と世の安寧を願って即身仏となった人がいた。森敦の小説「月山」に登場する注蓮寺というお寺にその上人は安置されている。
それに比べ今の新興宗教は何なんだ。どれもこれも私の眼には民衆からただ金を吸い上げるだけの組織にしか映らない。歴史的にも宗教と政治が結び付いた時、人々が決して望まない結果を産むといわれているそうな。
反社会的集団の助けを借りなければ選挙を戦えないセンセイ方はなんと情けないのであろうか。そして、主権者の一人として腹が立つ、すこぶる。
【笹 輝美】
● 刈り取り始めてから1か月、14日に稲刈りを終えた。今年ほど作業がはかどったのは我が家では珍しい。機械のトラブルが殆んどなかったのだ
来年度の農用資材の予約表が届いた。開いて見て驚いた!すべて値上げである。驚くのはその上げ幅である。例えば化成肥料のスタンダードといえるオール14という“国産配合肥料”。N(窒素)、K(加里)、P(リン酸)の配合が同割の比較的安価(だった)なこの肥料の20Kg袋1袋、2022年の予約価格が1339円、2023年予約価格はというと3303円。実に約240%の上げなのだ。これを10アール当たり元肥として2袋、追肥として1~1.5袋使用として×(かける)総面積=○○○○○○○。
使用する資材は肥料だけではない。慣行米は農薬も使用する。生産に要する費用が倍増するってことは … … 鳴呼、嫌だ!では片づけられない。
【遠藤 敏信】