新庄発 … 短信集 … 睦 月 

 2026年1月15日                                               編 集 : 遠藤 敏信


謹賀新年
お健やかに新年をお迎えのことと思います。
本年がみな様にとって幸多い年になりますよう
心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
【 高橋 保広 】

●昨年末、鎌倉の「聖母訪問会モンタナ修道院」会報 「訪れ」 をいただいた。
世界でカトリック信徒は14億人、国内では40万人と聞いたことがある。昨年フランシスコ教皇が亡くなり、新しい教皇を決める選挙を”コンクラーベ“ということを博学の友人三原茂夫さんから聞いていた。多数決で決めるのではなく、全員が納得するまで話し合うのである。だから、煙突の煙が変わる時間がかかるのである。私たちはそれこそ〝根比べ”だなぁと言ったことがある。日本の政治が「数の力」だというのとは大違いだ。そして新しい教皇・レオ14世が誕生した時、米田ミアル総長はローマに居たそうだ。サンタマリアスジョーレ大聖堂で前フランシスコ教皇のミサにも参加したと書いておられた。
 私は74歳になり、消えゆく農民になりつつありますが、ネットワーク農縁に参加したおかげで聖書の1ページも読んでいないのに暖かく受け入れて頂き、改めて皆様方との出会いに感謝しているところです。
【 今田 多一 】

●あなたの主食は何ですか?
地域や地方によって異なりますが、おおざっぱに言って、米・麦・トウモロコシ・芋でしょう。
気候にも左右されますが、それぞれ多様な主食として活躍しています。たまに食べると美味しいですが、やはり私たちアジア人はコメが中心でしょう。コメの生産量は約8億トンほどあるようですが、主なコメの種類は、インディカ米・ジャポニカ米・ジャパニカ米ですね。ジャパニカ米はごく限られた地域ですが、名のように、日本ですね。米は熱帯性の植物なので日本には誰かが持ち込んだのでしょうね。
7300年前に火山の噴火があり、何とか難を逃れた縄文の一部の人々の辿り着いたところが長江流域。そして三皇五帝の頃、神農や兎から学び生活すること、幾星霜。語り継がれてきたご先祖様の話から故郷に戻る人々によって新たなコメ作りが広まってゆく。やく6000年ほど前の岡山県にある遺跡からイネのプラントオパールが見つかっている。火山爆発から生き延びた縄文人は各地に避難し、時機を見て戻って来るが、農耕としての米は南方の長江流域からと思われる。現在の北京や朝鮮半島での稲作は気候的に困難であろう。縄文人に感謝します。
農縁新庄助っ人 【 野越 修 】

●あけましておめでとうございます。月日が経つのは早いもので正月も早半ば。今日も降雪、トラクターで除雪作業。寒中なので今年も凍み大根づくりにかかっています。毎年同じ作業。良い年になりますように。
【 吉野 昭男 】

●暮れから正月にかけてはいつもながらあわただしい。これはひとえに私の怠惰な性格によるものに違いない。暮れまでに市の農業委員会を通して、借りていた農地を契約解除し自作地の大部分を第三者に委ねる契約を結んだ。離農への準備が着々と進んでいる。
 そんなこんなしながらそれでも100食を超す年越しそばはちゃんと打った。
ところが、だ。2日夜、よほど気が緩んでいたのか、酒の飲みすぎで、ほでねぐなって転んでしまった … らしい。
 目覚めるとあばら骨が痛い。せきこむと痛みが増す。休み明けを待って、医者に行った、結果、「折れてます」。さんざんな年明けとなった。皆様に幸あらんことを祈ります。
【 遠藤 敏信 】 

●私の実家の集落には神社の煤払いの日12/28に正月準備として餅を搗く文化が残っている。今は購入して済ませる家庭も増えただろうが、両親は未だに毎年家で餅を搗いている。コロナ時は餅つき器を使ったものの、この度は臼と杵で本格的にやるというので、私も娘と息子を伴って手伝いに参上、翌日筋肉痛になるのを覚悟して、皆で大笑いしながら代わる代わる餅を搗いた。実は母方の伯父は林業を営む傍ら臼を手彫りする器用な人で、出来上がった臼を親戚や知人に譲ったりする面白い人だった。今使っているのは幼い時から数えて3代目、もちろん伯父作の物だ。
  田舎の伝統や文化を支えるのは、こうした手づくりの物や何げない工夫と技だと私は思う。無いからできないにせず、別のもので代用したり、できる人が作ったり、作り方ややり方を伝えたりしながら繋いできたものがあるからこそなのだと思う。
 ちなみに、お供え用・切り餅用・雑煮など正月のおせちの他に大福を100個ほど作り、出来立てを冷凍する。お世話になった方々に贈ったり土産に持たせたりするのだ。今年の正月もこの大福が食べられる幸せがあちこちに伝播するといいなぁと思いながら、子ともたちがやかんの上に大福をのせ、食べ頃になるのを待つ姿は何とも愛おしく尊いと、思わず口元が緩む三賀日であった。
【 工藤 恵子 】 
   Fhoto by Keiko Kudo,




                                                                                                      
               


新庄発 … 短信集 … 師 走

 12月15日                                               編 集 : 遠藤 敏信


●発芽玄米物語 ②
 活性酵素(発芽)玄米を家庭で作るには、玄米を金網のザルに入れ泡だて器などで3回ぐらい洗います。表皮に傷をつけ水を浸透しやすくする為です。7時間ほどで吸水します。もみの芽出し温度は30~32℃くらいです。水温にもよりますが夏場で5日、冬場で20日ぐらい水に漬けます。水はまめに変えること、炊飯前にも玄米をよく洗います。ある炊飯器は玄米を40℃で2時間保温、その後炊飯(3時間以上)します。さわのはな玄米なら人肌で6時間、ぬる燗で9時間ぐらいなので、一晩あれば大丈夫でしょう。お試しあれ。新庄助っ人 
【 野越 修 】

●品物は安く買いたい  給料は高くもらいたい  これ国民病だと小学生の時から思ってた。
市場が安く求めてるから、環境と農家さんに負荷を引き受けてもらい 農薬と肥料と機械化でコストを安くする。当たり前のようで 環境を汚染するって次の世代に続かない行為 農家の負担が大きいって、後継者がいなくなる事態  これ、食料はビジネスにしてはならないと思う根拠 安ければ良いでは 巡り巡りみんなが辛くなりそう らくな気がするが でも食わねば死ぬ前の生活を切り抜ける為には 庶民は安く探す切り詰める節約する  戦時中じゃないか ヤバイじゃん。
【 矢野 雄彦 】 

●今、農水省は「農家の皆様へ」「みどり認定うけてみませんか」『環境にやさしい農業』に取り組む生産者を応援します!などというパンフレットを配っている。これって農縁の生産者がずっとやってきたことじゃない。今まで、農水省は何にもしてくれなかったじゃないか。これからもその方針を通していけるのか。もはや手遅れでないのか、とさえ思う。
【 吉野 昭男 】     

●11/24、「令和の百姓一揆・やまがた ― 山形から農と食を未来へつなぐ ―
の開催に私たちネットワーク農縁グループも参加した。遠藤夫妻、恵一、広一、それに私、他に新庄から農家や元教師など9名が参加してくれた。

私たちは軽トラックの行進担当になり、令和の百姓一揆とネットワーク農縁ののぼり旗2本を車に取り付けて、デモ行進を待っていたら、とある男の方が「こののぼり何と読むのですか」と聞いてきた。私は都市と農村、生産者と消費者共に“農”を通じて縁を持ち関係性を深めたいと願いを込めた名称でノーエンだ見たいなことを説明したら「良い名前ですね」とほめてくれた。
その頃になったら続々参加者が集まってくれ、デモらしくもなってきた。そしてデモ行進を終え、会場を移してのシンポジユームの時、問いかけてきたその人が秋田から来たと言って、安藤昌益の自然直営道を例に出し、国民皆農のすすめの意見を述べた。最後に元わらび座の座員だった女性の方が「ええじゃないか、ええじゃないか」の農業バージョン版の音頭をうたい、会場を大いに盛り上げてくれた。参加者270名とのこと。閉会買えり際、秋田からの参加者に秋田のどこですかと聞いたら、大仙市だという。大仙市と言っても広いじゃないかというと、大綱引きで有名な刈和野だと応えてくれた。イイ出会いでした。
【 今田 多一 】

●「令和の百姓一揆・やまがた」で感じたこと。実行委員会の際、今年から農業を始めたという若夫婦の女性が3人の共同代表の一人に志願したというのに共感した。マスコミも好意的に取り上げてくれたことで事前に「どこに集まればいいか」と電話で問い合せもあった。24日のデモとシンポジュームに参加した話をすると、ニュースで見たと反響が多かった。認知度が高く、とても意義ある時間だった。
かかりつけ医者同様、かかりつけ農家を持とう!
【 遠藤 敏信 】

●13日、長年付き合いのある川崎の「もも保育園」の゛冬まつり“に馳せ参じてきました。私は厨房の助っ人。古くからの生産者はバテ気味で今回は参加を見合わせ、若い世代の広一夫妻、矢野さんが物販で参加しました。長く続く縁、数は少なくなったけれども、顔を合わせることは改めてとても大事だと思いました。なにせ、山形・新庄の農家と繋がっていることが園の売り・ブランドの一つなのですから大事にしなければなりません。
「令和の百姓一揆」、は有意義でした。農縁生産者の参加がもっとあれば、と思いました。
眞知子さん、ひかりさん、一惠さん、ありがとう。もう少しよろしくお願いします。 
 【 遠藤 信子 】

●わが家には居間に鋳物の薪ストーブがある。生まれ育った実家でも冬になると使っていたので、私にとっては冬の日常なのだが、よく考えてみると贅沢なことだ。たしかに、冬になる前に薪の準備をしなくてはならないのは結構大変だ。が、電気や灯油等の暖房に比べ、メリットは余りある。一番は暖かさだ。パチパチと爆ぜる音、小窓から除く暖色の灯り、木からうっすらと発せられる山の匂い、どれも暖かさを演出してくれる。鉄瓶をあげておけば30分もすればシュンシュンとお湯が沸き、これで暖かいお茶が飲めるのはもちろんだが、ぬるくなったお風呂に足すこともできるし、就寝時の湯たんぽとしても使える。調理も煮物や汁物が暖をとる副産物として出来上がる。そして洗濯物がよく乾く。暖房費もかなり節約できるのだ。高2の娘も中2の息子も自分の部屋にいる時間より,居間で過ごす時間の方が長い。自然と会話が進む。思春期の微妙な年ごろではあるが、家族を結び付けているのは、この暖かさだという気がしている。それもこれも、実家の両親が山の手入れをし、一年かけて薪にしてくれるおかげ。頭が下がるとともに、それを引き継いでいけるように、と思う冬の休日だ。
【 工藤 恵 子 】

●極端な気候の変化に農作物の管理が年々大変になっている。昨年は米が不作で価格が高騰し、今年は豊作でコメの価格はこれから下がると思う。高すぎる米価には問題があるが、安くなりすぎると生産が大変になり離農する農家が増える。米の価格が下がっても米の生産費は物価に比例して上がっていく。有機栽培に使う土壌改良材や農業機械は5年前と比べ約倍になっている。機械の更新ができなくてやめていく農家も少なくない。今後食料時期給率の低下や気象変動による不作で食料価格の高騰や下落が頻繁に起こる時代になるのではないだろうか。今年は米不足や地震など大変な年でしたが来年は穏やかな年になるとよいですね来年もよろしくお願いいたします。
【 星川 公見 】

●昨日の雪ですっかり銀世界になってしまいました。道路確保のための除雪作業です。足元もツルツル、歩きにくい生活が何か月も続くかと冬の到来を身をもって感じております。13日早朝、わが村(戸数25戸)にクマ出現です。警察に報せ、互いに電話で情報交換です。身の引き締まる思いの1日でした。今年も残り少なくなりました。お世話になりました。ありがとうございました。明年がご多幸であります様祈ります。
【 高橋 保広 】


今号は、短信が多く、写真のスペースを割愛します。11/24の「百姓一揆」の様子でした。


新庄発 … 短信集 … 霜  月

 2025年11月15日
編 集 : 遠藤 敏信 



―「令和の百姓一揆・やまがた」―11/24  いよいよちかづく

●連日、クマの目撃情報に戦々恐々としている。特に「学校近くや通学路に出没した」という情報には、困り果てている。全生徒が保護者の送迎という対応が求められるからだ。「急に言われても困るよ…」と思いながらも、祖父母や教職員の協力も得ながらなんとかしているものの、そもそもどうしてこんなに多いんだ?と誰にぶつけていいかもわからない気持ちがこみ上げる。
 聞くに、キノコ採りや山に入った人間たちが、食べ物の残りを捨てたりすることで、本来はクマが口にしないはずの食料の味をおぼえてしまって、それを求めて里に下りてくるのだという説もあるそうだ。たしかに、コンビニのごみ箱を漁ったり、秋のお彼岸に備えたお墓の供物などは絶好のねらい目だ。これもまた原因と結果が環になっているのだろう。簡単には解決しない問題だとつくづく感じている。
【 工藤 恵子 】


●発芽玄米  初めて物語 ①

1999年10月にファンケル社によって商品化された発芽玄米は大雨による大洪水が原因で開発されました。昭和28年7月に和歌山県有田川の大洪水で水浸しになった米倉の米をもったいないので捨てないで食べてみた。その結果、体の調子がよくなってきた。長年の持病も治った。これはこの玄米が原因ではないか?これがファンケル社の開発で売られるようになった。
新庄生産者農縁応援者 【 野越 修 】


●家の前から月山と鳥海山の中腹くらいまで雪が来ているのが見える、鉛色の空模様が少し続くと冬まじかと感じるが、秋日和になったりすると、この陽気がもっと続くのではないかと勝手に思いこむ。毎年のことだが冬の準備が遅れたりする。
 テレビでは毎日クマ報道がなされているが、私の集落にも「クマが出没した」と注意を喚起する回覧板が回ってきた。でもその後出没したとは聞かない。
【 今田 多一 】


●7月の短信に書いた「リーディングス・斉藤幸平」の読書会がたくさんの賛同者を得て今月からはじまる。テキストが「人新世の資本論」で第1章から8章まであるので、毎回人変わりで8人の方が報告する。第1章が「気象変動と帝国的生活様式」。資本主義よりも前に地球がなくなるといウ内容 である。参加者の年代は、20代から40代。最年少が20歳で、仕切りをしてくれるのが24歳の女性である。未来のある方々が集ってくれてうれしい限りである。
 のんびり、ゆっくり気長にやりたいものである。
【 佐藤 恵一 】


●わが家の庭のもみじの葉が赤々と色づいてきました。もう少しで雪が近づいてきていると思います。豆の葉がまだ落ちないのですが、作業を早めなければと思っています。
【 吉野 昭男 】


●急に寒さが増してきました。いかがお過ごしですか。今年の新米の味はどうでしたか。
3日ほど前に冬の前兆のアラレが降ってきました。いよいよ冬の段取り作業で忙しくなってくるのです。雪の重みで植木などの枝が折れたりしない様に雪囲いをするのです。この囲いも5か月後には取り外すのです。面倒で大変な仕事ですが、親父からの遺産なので……。
マスク姿が多くみられます。インフルエンザかな。風邪などに注意してくださいネ。
【 高橋 保広 】


●この秋はなかなか作業が進みません。豆類はビニールハウス内で自然乾燥し、手作業で脱粒するのですが、今年はまだ少ししか取り入れていない。雪が来る前に何とかしたいものだと気がせいています。
 先日、実家の母が亡くなった。2月に亡くなった父は優しく、母は厳しい人だった。ともに92歳、仲の良い夫婦だった。
【 遠藤 信子 】


●天気予報に雪マークがみられるようになった。雪の少ない冬を経験すると雪は少ないにこしたことはない、ほどほどがいい、とつくづく思う。
 わが家の百姓規模はそう小さくはない。が、この規模での耕作は今年限りにしようと思う。後継がいなくなり、体力・気力に限界を感じたからだ。
ツレが「私はまだ頑張れる」というので一部は残すが、借地は返還し、自作地も貸しに出そうと手配をしている。この節、借りてくれる方がいるだけマシなのかもしれない。
【 遠藤 敏信 】

木々の落葉が盛んだ


木々の落葉が盛んだ

新庄発 … 短信集 … 神 無 月

 2025年10月16日
編 集 : 遠藤 敏信


●私の村では黄金の稲穂がすっかり消え、稲刈り作業が終わった感がある。この秋の庭先米価が1俵60㎏あたり3万円超えを聞くのは、平成5年の大冷害以来である。
 ここ15年、米価は本当に安すぎた。再生産でき、持続可能な価格はいくら位だといわれても工作規模・生産費の関係があるのでなかなか基準を決めるのはむずかしい。
 でもよく言われているが、耕す人がいなくなるのは村でいればはっきり見える。そして今年のような高米価が続くとは農民の誰も思っていない。
 今月末、アメリカのトランプ大統領が訪日予定。その中でお土産として、米輸入を増やす約束をするのではないかと村では話題になる。
【 今田 多一 】

●今年、稲刈りは苦労しました。雨降り、晴れの日が続かなく、田はぬかるみコンバインが思うように進まず大変。それにぼけてしまったのか停車中のEさんのコンバインにぶっつけてしまって、ごめんなさい。さんざんな秋です。
【 吉野 昭男 】

●今年も新米をお送りできますことに感謝しております。生育途中の7月は雨のない連日の猛暑です。
 あくまで水の調整で育つ水稲が雨のない、水の少ない中で育ち、田んぼは大きくひび割れ、下葉の方から枯れ上がってくるのです。そんな状況を見て今年は大きく減収を見るのかと思いましたが、そんな酷な中でも稲は育ってくれました。どうぞお送りします。届きましたら、心の中でご苦労さん、ありがとさんなァと想ってやってください。自分はいとおしくて抱きしめたい心境なのです。
【 高橋 保広 】

●「さわのはな」を初めて食べた人の感想が寄せられているので以下、紹介します。
 〇 新米が手に入らなくて困っていました。「さわのはな」とう品種は初めて知りましたが炊くとつやつやしてふっ くら炊き上がり食べると甘みがありとってもおいしい玄米でした。玄米と一口と言ってもこんなに違うのかと驚きでした。(町田市・Sさん)
 〇 今朝初めて玄米でいただきました。まず浸水の段階で水が汚れないことに驚き、食べる時にみずみずしいながらもしっかりとした粒感! 本当に玄米で食べる米だなと感動しました。(國立・Aさん)
 〇 私のカフェで酵素玄米ご飯を「さわのはな」で作ってお出ししたところ、全員が皆絶賛されていらっしゃいますよ。非常に美味しいと異口同音に仰いましたね。本当に素晴らしい米だと思います。(国分寺・ジャスミンカフェ)
 〇 「さわのはな」が船に乗りスイスに旅立ちました。とても喜んで、玄米を食べるのを楽しみにされていました。(スイス在住の友人からの依頼だそうです。)  (町田・Tさん)
【 佐藤 恵一 】
 
●14日、稲刈りを終えました。かつてなくコンバイン作業が難渋したこの秋でした。1枚の田んぼでも水尻部はひび割れが入っている反面、水口部は田面が軟弱でぐちゃぐちゃなのでした。そのため機械がかわいそうなくらい泥だらけになり、往生することたびたびでした。
刈り取りを終えると、籾摺り作業を後回しにしてとりあえず温泉にでも浸かりに行くのですが、今年は注文が殺到しているのに、斑点米を除去するための色彩選別機にかける作業をしなければなりません。もう少し待ってくださいね。
【 遠藤 信子 】

●今年の稲刈りは雨に悩まされた。7月の反動が来たのかと思った。ともあれ刈り取りだけは終えた。あとは籾摺り、着色米の除去作業を残すだけだ。慌てることはない、といえども発送依頼がたまっている。
 14日夜、テレビでサッカー中継を観た。ブラジルとの親善試合だ。結果、3:2で大逆転勝ち。対ブラジル戦初勝利。この勢いを保って向上してほしい。わが家はサッカー一家だ。
【 遠藤 敏信 】 

 難渋した今年の稲刈り

新庄発 … 短信集 … 長 月

 2025年9月15日
編 集 : 遠藤 敏信


「令和の百姓一揆・やまがた」 ― 農と食料を未来につなごう ―
                           を開催します。

期 日 : 11月24日 (月) 振替休日 午後12時30分ころから
      デモ行進 : 行路未定(トラクター、軽トラ、途歩デモ)
      シンポジウム : ビッグウィング
      3月31日、東京青山通りで開催した「令和の百姓一揆全国集会」
      の山形県版です。

農縁新庄では全面的にその趣旨に賛同し、行動を共にすることにいたしました。
詳細は後日


●早生種の稲刈りが始まっています。9月に入り、夏の干ばつが嘘であったかのように雨が多くなり、田んぼは柔らかいと言います。
 私は20年以上使っているコンバインがこの秋、順調に作業できるようメンテナンスを農機具店に依頼したら、足回りに大きなガタが来ており、修理見積が80万円と言われ びっくり! それで、オイル交換や脱穀部分の改修をやめて50万円に交渉。
 でもお盆過ぎに頼んだ点検だが、整備士不足でなかなか出来上がってこない。今度晴れたら、刈りたいと思っているのだが、自分の思惑通りにはいかない。
【 今田 多一 】

 ●稲刈りを、早生種のヒメノモチから入りました。6月下旬から日照りが続いたのですが、9月に入ると一転雨降りが続いて、田んぼは軟弱を極めています。そのため、コンバインが入らず、手刈したものを機械に運んで脱穀作業をする始末。通常半日で済むところ、雨の日を挟んで4日もかけてしまった。刈り取りはまだ序の口。順調に進んで1か月はかかる。これからが思いやらされます。
【 遠藤 信子 】

● 9月初旬、新米の概算金(仮渡金)がJAより示された。山形県の銘柄米を列記する。
はえぬき・28000円、つやひめ・30500円、雪若丸・28600円、ヒメノモチに至っては40000円である。こんなに上がって大丈夫なのかと思うとともに、それでも農家は喜べない。なにせ、資材費がすでに格段に値上がりしているのだから、儲けどころか価格補填にしか過ぎない。JAと業者間でコメの争奪戦が繰り広げているという。物価の上昇は生産者を含めて消費するすべての人々に跳ね返る。農と食をないがしろにしてきた政治家とその使い走りを担ってきた輩たち、「責任は俺にない」なんて言い訳は通用しない。
【 遠藤 敏信 】 


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新 庄 発 … 短 信 集 … 葉 月

 2025年8月17日
編 集:遠藤 敏信



● 髙橋保広代表と新庄事務局・工藤恵子の
             「ネットワーク農縁のこれからを考える対談」

高)ネットワーク農縁は生産者と消費者が直接繋がった活動体としてやってきた。消費者の言葉が励みややりがいとなり、我々は学ぶことも多かった。この繋がりが農縁の中心だと思っている。
_
工)会員の方々の食に対する意識の高さは、新庄事務局を担当する私もひしひしと感じます。農業を取り巻く課題を一緒に考えてくれる応援団は本当に心強いです。
さて、農家の平均年齢が70歳前後だといわれる昨今、農縁は今後どうなっていきますか?
_
高)農縁も10年先を考えろと言われても難しい状況、現在6軒のみとなってしまった。自分も歳を感じることが多く年々きつくなってきている。一年一年、老体に鞭打ってやっている。
_
工)
後継者問題は農縁でも大きな課題ですが、何が一番の要因でしょう?
_
高)
やっぱり、息子や次の世代に継いでほしいと言えない状況が大きいだろうな。無農薬無化学肥料でやる農業はとにかく手間暇かかり専業でなければ難しい。と言っても兼業でなければ収入面から厳しいという農家が多い。そうなると、自分たちの代で農家は終わり…となる家が増え、先が考えられない農家が周りにたくさんいる。どんどん田畑が減っていくんだ。
_
工)
米農家の時給は10円という衝撃的なニュースも飛び交ったりして、若い世代が農業に希望や将来像を見いだせないというのも大きいでしょうね。あとは経費が年々嵩み、それを差し引くとほとんど残らない規模の農家はやめるしかないのでしょうか?経費の高騰はどうでしょう?
_
高)
まず、ガソリン代が2倍、農縁を始めた頃は1ℓで90円代だったのが今は約180円。運賃は約3倍。肥料だって段ボールや米袋だって値段が上がり、間違いなく負担が増えている。
_
工)
それなのに農縁では30年間、ほとんど値上げをせずやっていますが・・・。
_
髙)
農縁の場合、単なる米販売ではなく、食と農の問題をともに考え実践する仕組みと動きだから、価格はそんなに重要視していなかった。最優先は「深い繋がり」。運送会社の大幅な値上げに伴って送料負担は改定してきたけども、米の価格はできる限り維持してやってきた。それは一人でも多くの消費者に農縁のお米が届き、考えを共有してほしいとの願いからだった。ちゃんとわかって食べて下さる方々からは、お金以上のものを頂いてきたからそれで良いと思ってきた。そうしているうち、他からみると格安の無農薬米になってしまった。
_
工)
農縁は血縁関係の有無にかかわらず、理念や活動を背負いたいと協力下さる若手もいます。引き続いでいくために、農業で収益を得られることも大事ではないかと思います。お米の価格改定はそうした今後への投資の意味合いもあるのではないでしょうか?
_
髙)
本来は我々がその都度やってこなければならなかったことだが、できてこなかった。消費者の皆さんに負担をしいるのは心苦しいけれど、今後のために価格改定は必要、今やらなければならないと思う。新米時期(10月頃予定)から、新価格での負担にご理解とご協力を頂きたい。価格や農家の現状に関して気になること・ご意見などあれば、ぜひお声を聞かせてほしい。
_
工)
情報は農縁HPや次号の短信集でお知らせして参ります。よろしくお願いいたします。


● 7月、新庄は降水量が異常に少なく、土地改良区管理による3日に1日だけ用水路に通水される水量も少なく、上の方の田んぼに水を入れると下の方はなかなか水が足りない状態で、私の田んぼの一部でも水が回らない所が出始めていた。日照りが続くと、皆が用水を確保しようと水口を開けるから、ますます用水が分散し、我田引水状況になる。
昨年のようにゲリラ豪雨になるのも困るが、日照りが長く続き干ばつになり、作物の葉先が赤くなるのも見ていられない。人間に都合よく、ちょうどよい具合には毎年なかなかならない。
【 今田 多一 】


● 以前にも書きましたが、8月は忙しい月です。旧盆の13日は墓参り、そして村内11軒の相互仏前参り。14日、村の八幡神社の旗立て(2対)。15日、村の八幡神社の祭礼。村外の親戚への応対、夜はおっとと私の共通友人たちの懇親会。16日、村外の親戚の仏前参り、などなど。女たちにとっては大変な家事作業でした。
 そんな8月の行事がコロナを経て様変わりしました。村内の仏前相互参りは話し合いで、11軒から3軒に。コロナは災いばかりでなく、村を変え、家事仕事から女性を解放したとも言えます。
【 遠藤 信子 】


● 何の場合でも当てはまると思いますが、生産に携わる人は使う人のことを思い、使う人(消費者)は生産に関する人に思いを馳せる。これが成立すると世の中はうまくいく。ところが、現実的にはそうはいかない。我にかかわるところが絶対的な価値を持ってしまうからだ。
  農であっても、他であっても他を思いやることが、丸く収まると思うのだ。これはすべてに通じると思う、暑い、うだるような夏の日々です
【 むらのじゅうにん 】

亀裂の入った田面


新庄発 … 短信集 … 文  月

 2025年7月15日
編集 : 遠藤 敏信

● 農家は収入から経費を引くと手元に残るのはごくわずか…肥料代、ガソリンや軽油の燃料代や電気代、繁忙期に人を頼めば人件費もかかり、消費者に届けるにも運送代がかかり、表示のためのシール作成や印刷にかかる外注費、袋代なども経費として負担しています。これらの価格は年々上がる一方で、この先も下がる目途が立ちません。
 ネットワーク農縁設立から30年がたち、消費者の皆さんに在来作物の栽培や有機農業、遺伝子組み換え作物反対の運動に興味を持ってもらい、手に取ってもらえるように…と、できる限り値上げをせずやってきました。消費者の方々との繋がりを最優先したいとの想いからですが、いまや農縁米の価格は世の中の慣行米よりも安く、令和の米不足の状況下では、理念や活動への理解は置き去りに、単に安い有機米がネットで購入できる!と思った方からの注文も見られるようになりました。「本当に無農薬栽培か?訳アリでは?」と、その信頼性を問う心配の声も上がっているようです。この、『価格と価値のねじれ』をどうにかしなければ…と感じているところです。
 さて、農家の担い手不足は深刻です。自分の子供に継いでほしいといえないのは切ない。次の世代が誇りをもって農業を続けていけるよう、希望を見いだせるようにすることもネットワーク農縁の重要な課題の一つです。適正な価格での販売も進めていかなければ、この先、確実にきえてしまうという危機感をお察しいただきたいと思います。苦渋の選択ではありますが、9月以降の新米からは新しい価格を提示させていただくことになりそうです。慎重に検討した上で、8月頃には新価格(送料負担の見直しも含む)を具体的にお知らせしたいと考えております。どうぞご理解いただけますようお願い申し上げます。
ネットワーク農縁新庄事務局【 工藤 恵子 】


この参議院選で、米不足を受けて「減反政策を見直す」と言う。今さら言われても私の場合、大豆とエン麦を毎年交互に減反作付けしているが、もし田んぼに戻せと言われても畦畔を取り払い、何十年も畑として使ってきたものをそう簡単には田んぼに戻せない。ユンボなどの、大型重機を入れ整地し直さなければならないのだ。
 そしてメディアへの出番の多い小泉進次郎は農協批判。農協改革と称し、農協の株式会社化を言い始めている。大資本に農協を売り渡せと聞こえる。農協改革ではなく、農協解体を目指しているように見える
【 今田 多一 】

● 「SDGsは大衆のアヘンである」にはじまる斉藤幸平の著書「人新生の資本論」は
60万部に達しようとしている。私の身近なところで、読んで感動したという声は、5人をこえている。読みっぱなしでは、もったいないので、若い方々に「リーデングス・斉藤幸平」という読書会を提案したい。
1867年(今から158年前)に、マルクスが「資本論」を著し、その中で資本主義が行き詰まる原因として4つをあげている。
① 人々が許容できないほどに、経済格差が広がる。
② 地球環境が破壊される。
③ 少子化が止まらない。
④ どうでもいいような仕事が増える。
 100年前も200年前も資本主義の本質は変わらない。「資本という化け物が口から赤い血を滴らせながら、労働者・農民を食い散らかしている」
 いきなり読書会というよりは、矢野コーヒー(米仙人)を飲みながらのおしゃべり会をしてはどうだろうか。映像はたくさんある。
〇斉藤幸平と坂本龍一  〇落合陽一とオードリータン  〇エンデの遺言とお金の話  等。
のんびり、ゆっくり、気長にやりましょう。
【 佐藤 恵一 】

● 前年2024年7月25日に豪雨災害があり、田んぼが埋まり、田んぼが流されたりした。国が何とかしてくれる、来年の春には回復しているだろうと思ったが、さすがに生産者ひとりの山奥にはなかなか工事が来なかった。ひとりの声はかぼそくて非効率の農地はあとまわし、妥当な選択肢だし優先順位は低い。大きなインフラは工事をしてくれるが、段々田んぼの個人的な工事はもちろん自分達で田植えシーズンが始まりなかなか同時進行とは行かなかった。田んぼは誰か専門業者が作り、、農家は使うだけ、そんな人もいるだろうが自分の理想は自分で作らなければならない。水の流れ水のたまり調整していくものだから、田植えまでの助走はすごくかかる。
 実は農家は土木作業がメインだと思う。水が来た喜び、水が満ちる喜び、それを一番伝えたい。そしてお金もかかる。出費は燃料代だけではない。今この国は、山から広葉樹をなくし中山間地の田んぼを非効率だと放棄させてる。広葉樹特にブナは水を貯める水田そのものがダムの機能を果たす。山や田んぼは川をせき止めないダムなんだよ。地域の古老がブナを切り、護岸をコンクリートで固めたから洪水が起こった、そう意気込んで語っていた。里を守るのは里山だったり、自分が稲作をしている中山間地の田んぼだと思っている。効率が優先され、誰もいなくなった全員農家みたいな地域から農家はいなくなった。無農薬・無化学肥料・天日干しをそんな農業をやりながら効率化お金儲けばかりが全てじゃない、気候変動、洪水から暮らしを守る農業・林業、たくさん仲間を集めて学んで実績して共有して、またこの一年やっていきます。是非遊びにきてください。
【 矢野 雄彦 】 

● 先日、初めて少し遠出をして温泉・観光地を巡りました。題して「兄妹会」、3組6人の行き当たりばったりの小旅行、なかなかにいいものだと思いました。が、帰ってみると、畑の畝間には草が目立ち始め、ブルーベリー摘みも忙しくなってきています。               【 遠藤 信子 】

● 「マナグ メネェ。ミミハ キケネェ。アシハ モツレ、ツマヅキコロブ。チョット ウゴグド、ムネァ、トカトカスル」。そんなことをこのところ実感することしきり、なのです。カタカナ語の意味、眼が遠くなった。耳も遠くなった。足も弱り、躓き転ぶ。少し動くと胸がトカトカする。

この度の参院選挙、与党の過半数割れを心待ちにしている自分がいます。
【 遠藤 敏信 】