2024年10月15日
編集 : 遠藤 敏信
●10月に入ってようやく少しづつ秋らしくなってきました。温暖化に伴い年々夏が長くなっているようで暑い日が遅くまで続きます。今年スーパーなどで売られているおコメの値段の高いのには驚きました。
昨年高温障害で不作になり品薄になっていましたが今年も7~8月の雨の多い天候で収穫量は全国的に良くなかったようで新米が流通し始めても価格が下がらないようです。もともとお米の生産費が年々高騰していき生産するのが大変になっている時代です。すべての物価が上がっているのでやむをえませんがこのままではお米の生産農家が激減してお米を作る人がいなくなるのではないかと生産者の私達が心配するほどです。実際80戸ある私の村は全戸多かれ少なかれお米を作っていたのですが年々栽培農家が減り今では半分ほどになりました。
稲作農家1時間当たりの時給10円これでは生活ができません。手作業の多い有機栽培はほとんど0円に近い時給です。今月から農縁のお米の価格を上げさせていただきましたがご理解いただきたいと思います。
それと7月27日の集中豪雨による災害に支援金を送っていただいた皆さんにあらためてお礼を申し上げます。有効に使わせていただきました。 10/12
【 星川 公見 】
●この年齢になると稲刈りを終えることができたことにホッとしている。
この秋、同じ集落の人2人からコメを分けてほしいと頼まれた。何年か前から高齢により農業をやめた人と昨年から全耕作地を貸した方である。農業共済新聞によると、現在基本的農業従事者数は116万人だそうだ。そして、20年後に30万人に減る見込みだという。
新規就農者の数が医者になる人より少ないといわれて久しいが、今100%自給可能な米も困難になるかもしれないともいう。私も作る人から買う側に回るのも近い。
【 今田 多一 】
●「 墓一つ 残して稲を 刈りつくす 」 ( 作者不詳 )
今年の稲刈りは昨年より1週間早く、9月10日からはじめた。秋分の日までには8割ほど刈り取り、こころにゆとりができる彼岸となり先祖の供養ができた。
正月、春彼岸、お盆、秋彼岸と親族との交流はあったのだが、コロナ以降全くなくなってしまった。
虚礼廃止や生活改善にはプラスになるのだろうが、とてもさみしい気がする。無縁社会が深化し、人と人との関係がデジタルにおきかわり、自然と向き合うことがなくなってしまった現代。
「民俗学」という学問がこれから存続できるのだろうか、ふと考えた。腰に手ぬぐいをぶら下げた彼のうしろ姿と共に。
Sumiyakist・Q【 佐藤 恵一 】
●今年の稲刈りは難渋しました。9月10日から10月13日まで1か月余を要しました。
9月20の強い雨で、イネが倒伏し、特に早生種のあきたこまちに至ってはほぼ全倒伏という状態に。作期幅の拡大を図るために早刈りができる、ということで作付けしてきましたが、来年は植えないつもりでいます。
以前、9月の彼岸の頃に稲刈りを始めていたころ、神室連峰の中腹当たりに紅葉を目で確認したものです。このころから「紅葉は里に下りてくる」と感じたのでした。ところが、今年は山肌の色づきをまだ確認できていません。考えられることは暖かかったこと、寒暖さがなかったこと、みたいです。連峰の尾根道が目に浮かびます。でも、ひざの故障でもう登れない。
総理が変わったとたんに、国会でろくな論戦もしないうちに衆議院が解散、総選挙となった。先日テレビを見ていたら、裏金作りに関わった議員が出ていて、政権党を非公認になった事で、あろうことか「どうかわたしを助けてください。」などとほざいていた。国民のために働かなければならない人間が何をバカなことを言ってるんだ。この国はどこを向いて進むのだろう。
【 遠藤 敏信 】
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