新庄発 … 短信集 … 睦 月

2025年1月15日
編 集 : 遠藤 敏信

謹 賀 新 年

新年が良い年になりますよう お祈りいたします。今年もよろしくお願いします。


●新庄事務局からのお知らせ

ネットワーク農縁「収穫感謝祭」開催について ※日程と会場の詳細案内については別途 今年度は2025年3月22日(土)~23日(日)に、新庄を会場に開催すべく準備を進めております。交通費など参加者の方々にはご負担をおかけしますが、新庄の郷土料理「納豆汁」や餅つき・地酒・春の山菜料理など、ここでしか味わえない振る舞いで皆様をお待ちしています。
先着予約20名様には10,000円の交通費補助を行います!夜の交流会などはオンラインでも参加で来るよう企画していきますので、今のうちからご検討ください。
【 工藤 恵子 】

●村で暮らしていてキリスト教の人と触れ合うことは皆無である。村では田の神、水の神、山の神などの八百万の神と先祖供養と葬式仏教があるが、信仰といえるか疑問。むしろ慣習に近い。
 ネットワーク農縁発足初期の頃、修道院を訪問した時、讃美歌を歌ってほしいとお願いしたら、カトリックでは聖歌というと教えられ、私には異文化に触れた感じでした。
 年を取るとやはり思いで話が多くなる。お互い高齢化したがキリスト教、ユダヤ教、イスラム教について違いや歴史などをレクチャーしてもらう時間がほしかった。   
【 今田 多一 】

●寒中お見舞い申し上げます。今年も宜しくお願い致します。
 ネットワーク農縁を立ち上げ、今年で30年になります。若かったころ、心も体ももえにもえ、人との交流を楽しみ、意識の向上を楽しみ、農業をやる力の支えにも … 。
 あれから30年、ちょっと落ちてきたのかな、それでもひとふんばり、今年もやりますよ、皆さんと一緒に。
 どうか皆様にとって幸多き一年になりますように心よりお祈り申し上げます。
【 高橋 保広 】

●今年もよろしくおつきあいください。
 コロナ禍以来、大きく変わったことといえば葬儀のあり方、正月礼・彼岸礼・盆礼。蜜を避ける結果、近しい親戚以外は見直しが行われ、行ったり来たりの関係は少なくなった。いつ来るかわからない親戚を待つことがなくなったのだ。加えてあれもこれも、という正月料理の品数を減らすことができた。仏前に線香をあげた後は、普通の茶飲み会の情報交換の場になりそれが当たり前になった。コロナ禍がもたらした最も大きな変化ではないかと思うのである。
【 遠藤 信子 】

●先日新聞のコラムに気を取られた。「突然ですが、クイズを一つ。次の○○に当てはまる言葉を入れよ。『今はなくなったが○○は、人間の最大の悪の一つでした』。アルゼンチンの作家ボルヘスの短編をヒントに問題を作ってみた。さて答えは。幻想作家の大家が記した文字は「印刷」。登場人物に語らせた台詞は「それは、入りもしない本をどんどん増やし、あげくの果てに、目をくらませるだけだからです。(「疲れた男のユートピア」)。情報があふれる世界にあって、首肯できる面がある。」― 山形新聞「談話室」から ー
「ふーん、そういう見方もあるのか」と思った。
 ところで、農縁新庄が毎月発行している“短信集”をまとめてみないか、という提案が三原さんから出たことがあったが、却下された経過がある。
 さらにところが、である。農縁の会員でない私の友人が、2011年以来の短信集をファイル化して保存していたのだ。これにはびっくりした。欠号はあるにしても暑さ7cmにも及ぶ大冊なのだ。短信集を遡れば、この倍以上の暑さになるはずだ。農縁は発足して30年に近い。“農縁だよりや”“短信集”はその歴史を語る。拾い集めてコピー化し、ファイルに収めたい。自分を振り返り必要とする者には宝となり、そうでない人には無用のゴミとなる。やがて、無用化するかもしれないが、紙化も必要だ、と改めて思うのだ。
【 遠藤 敏信 】

有田焼の置物  今年は巳年、皆さんのご健勝を祈ります