● 1月末に村の同級生が亡くなった。私の頃は就農すると同時に青年団に加入し、田植えを終えると土洗いと称し温泉地に一泊旅行、稲刈りを終えると、また、刈り上げと言って一泊旅行。春・秋年2回、同じ顔ぶれだから酔うと喧嘩になったりすることもあったが13人一緒の団体行動であった。欠席する者はほとんどいなかった。その後、消防団に入り、同様のことを繰り返してきた。
村で暮らすには青年団と消防団加入は義務に近いものであり、良くも悪くも団体行動であった。青年団はとうの昔になくなり、消防団はかろうじて残っている。
私も村で男では10本指に入る年齢になり、年長組である。
【 今田 多一 】
● 11日、テレビで「時給10円という現実 - 消えゆく農民 菅野芳秀を見た。
2022年、1経営体当たり
農業粗収益(作物収入・補助金含む) 378万円
農業経営費(肥料代・光熱費等) 377万円
農業所得 1万円
時給 (労働時間1030時間として 10円(農水省営農類型別経営統計から)
ということだそうだ。
大恐竜(都市)はまだまだ進化していくだろうけど、それを充たす空気・水・食糧をいつまでも作り出す小さな恐竜(市町村)たちが育つ場所がいつまでもあるだろうか。ないだろうか。しんぱいです。
【 吉野 昭男 】
● 若い時スキーに没頭する時期があった。雪焼けで顔を真っ黒にして、鼻水をたらして走っている写真まである。きっとスキーに行ったらただ楽しむことができるだろう。
が、いま、冬を暮らすうえで 雪処理が辛くなってきた。母屋の北側は屋根から落ちた雪によって窓が埋まってしまい、昼でも明かりを点けなければならない状態だ。天気をみて掘り出すのだが、全く嫌な仕事だ。
ということで、あれほど好きだった冬が、雪は嫌だ、と変節してしまった。残念ながら、とても、老いを感じてしまった。
【 遠藤 信子 】
● 全農山形の県本部が昨年暮れ、新聞に2面通しの意見広告を載せた。「未来につながる原風景を 一つでも多く残したい」、「今日のあたりまえが 未来にもつながるように」
「お茶碗1杯の価格は39円」「菓子パン1個〇〇円」などという言葉が連なる。
農産物(特にコメ)価格が高騰する中、実は農用資材価格は3年前から50%もの値上げがなされているのである。主食である米は安いに越したことはない。が、生産者にとって対価を補償するものでなければならない、と思う。
【 遠藤 敏信 】
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