●神室山から連なる、杢蔵山までの頂上付近がかすかに白い雪が(今日)13日見られるようになってきた。
9月には真夏並みの暑い日が続いたのに、10月は秋上りが悪く思うように刈り取り作業が進まない人もあった。
減反田のわずかばかりの小豆引きをしていたら、隣接田の人が缶コーヒーを持ってきて、一服しろと言う。そして、この夏体調を崩して一週間ほど入院したので来年から田んぼを貸すことにした、と言う。相手は米の集荷業者だそうだ。
私もあと何年出来るかわからない。わが身を思う。農家の長男だからと就農した世代がリタイヤ時期なので一気に離農が進む感じである。
【 今田 多一 】
●去年2月からロシアのウクライナ侵攻によって悲惨な状態が今日まで続いている中で、今度はハマスへの報復としてイスラエルの無差別攻撃がガザに対して空と地上から行われている。ウクライナと違って逃げる場所のない一般市民の惨状がテレビで映し出され、あまりのむごさに目をおおいたくなる。
中東の歴史も宗教にも疎い私から見ればイスラエルがやっていることはナチスのヒットラーとよく似ている。ガザを壁で囲んでパレスチナ人を押し込めていることは、ナチスドイツがユダヤ人を閉じ込めたゲットーと同じように映る。食料・水・電気を止めて避難民が大勢いる病院や学校を攻撃し続けていることは、収容所でユダヤ人を殺し続けたホロコーストにもつながっているように私には思えるのだ。そして、プーチンもネタニアフもヒットラーに見えてくる。狂気の持ち主だ。
独居老人【 三原 茂夫 】
●三原さんは9月の例会で退会を宣言しましたが、短信を書いてくれるよう編者が要請したところ、応えてくれました。
●10月以降雨の日が多くなり、畑の片づけや植木等の雪囲いが思うように進まない。まだまだやらなければならない作業が沢山あるのだが…
これからは日に日に寒さが増してゆくばかりなのに、この地球上ではあまりにも悲惨な事が続いている。
西欧諸国の代理戦争の様相を呈しているウクライナ戦争。双方とも各分野の要職にある人の子弟が戦死したとの報道はない。死ぬのは名もない民衆の子弟である。かつて日本軍の侵略により支配された国に50年ほど前訪れた事があったが、まだ国内の混乱が収まらず復興の途上にあり、各所に「刻苦奮闘、勤倹建国、被抑圧人民大団結、核兵器は張子の虎、覇を求めず」等といったスローガンが掲げられていた。そんな国が今はなりふり構わない覇権拡大にヤッキとなっている。またナチスドイツにより民族滅亡の危機を経験した人たちは今や自国民(民族)を守るためと称し節度のない殺戮を繰り広げている。正に自分達が経験した現代のホロコーストである。そしてその行動を擁護し続ける大国。
私ごときが論ずるのははばかれる事ばかりだが、人も国家も教育力が増してくると「何でもできる。何をやっても正当化できる」と考えてしまうようである。私達民衆は絶対殺し合い等はしたくないのに。
【 笹輝美 】
●豆ぶち(脱穀)をしています。畑から刈り取った豆をビニールハウスに運び、乾燥したものを大きな木桶に打ち付けて脱穀する作業です。 最上伝承野菜の一つ“くるみ豆”、“秘伝豆”、“黒五葉”、“あおばたた豆、それに”白あずき豆“の4種類があるため結構な重労働です。学校給食用のくるみ豆は好評で、この冬”手より作業“(選別)が待っています。
12日、4年ぶりに通常開催された「新庄そば祭り」に仙台から4人の友人が訪ねてくれました。東日本大震災で被災された方々で、かつて農縁 が主催した”まける米“の田植え・稲刈りに参加された方々です。以来折に触れ何度となく新庄に足を運んでくれています。震災から12年、今なお続く親交を嬉しく思います。人は人を思うことで優しくなれる、と思います。
【 遠藤 信子 】
●今日は終日、天日干しにしていたそばの実を唐箕を使って風選し、不純物を取り除く“研き”をかけ、さらに1俵(そばの場合、1袋22.5kg×2袋=45㎏が1俵)を製粉した。天気に恵まれた気持ちの良い日よりだった。
【 遠藤 敏信 】
冬枯れの景 |