新庄発 … 短信集 … 睦 月 

 2026年1月15日                                               編 集 : 遠藤 敏信


謹賀新年
お健やかに新年をお迎えのことと思います。
本年がみな様にとって幸多い年になりますよう
心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
【 高橋 保広 】

●昨年末、鎌倉の「聖母訪問会モンタナ修道院」会報 「訪れ」 をいただいた。
世界でカトリック信徒は14億人、国内では40万人と聞いたことがある。昨年フランシスコ教皇が亡くなり、新しい教皇を決める選挙を”コンクラーベ“ということを博学の友人三原茂夫さんから聞いていた。多数決で決めるのではなく、全員が納得するまで話し合うのである。だから、煙突の煙が変わる時間がかかるのである。私たちはそれこそ〝根比べ”だなぁと言ったことがある。日本の政治が「数の力」だというのとは大違いだ。そして新しい教皇・レオ14世が誕生した時、米田ミアル総長はローマに居たそうだ。サンタマリアスジョーレ大聖堂で前フランシスコ教皇のミサにも参加したと書いておられた。
 私は74歳になり、消えゆく農民になりつつありますが、ネットワーク農縁に参加したおかげで聖書の1ページも読んでいないのに暖かく受け入れて頂き、改めて皆様方との出会いに感謝しているところです。
【 今田 多一 】

●あなたの主食は何ですか?
地域や地方によって異なりますが、おおざっぱに言って、米・麦・トウモロコシ・芋でしょう。
気候にも左右されますが、それぞれ多様な主食として活躍しています。たまに食べると美味しいですが、やはり私たちアジア人はコメが中心でしょう。コメの生産量は約8億トンほどあるようですが、主なコメの種類は、インディカ米・ジャポニカ米・ジャパニカ米ですね。ジャパニカ米はごく限られた地域ですが、名のように、日本ですね。米は熱帯性の植物なので日本には誰かが持ち込んだのでしょうね。
7300年前に火山の噴火があり、何とか難を逃れた縄文の一部の人々の辿り着いたところが長江流域。そして三皇五帝の頃、神農や兎から学び生活すること、幾星霜。語り継がれてきたご先祖様の話から故郷に戻る人々によって新たなコメ作りが広まってゆく。やく6000年ほど前の岡山県にある遺跡からイネのプラントオパールが見つかっている。火山爆発から生き延びた縄文人は各地に避難し、時機を見て戻って来るが、農耕としての米は南方の長江流域からと思われる。現在の北京や朝鮮半島での稲作は気候的に困難であろう。縄文人に感謝します。
農縁新庄助っ人 【 野越 修 】

●あけましておめでとうございます。月日が経つのは早いもので正月も早半ば。今日も降雪、トラクターで除雪作業。寒中なので今年も凍み大根づくりにかかっています。毎年同じ作業。良い年になりますように。
【 吉野 昭男 】

●暮れから正月にかけてはいつもながらあわただしい。これはひとえに私の怠惰な性格によるものに違いない。暮れまでに市の農業委員会を通して、借りていた農地を契約解除し自作地の大部分を第三者に委ねる契約を結んだ。離農への準備が着々と進んでいる。
 そんなこんなしながらそれでも100食を超す年越しそばはちゃんと打った。
ところが、だ。2日夜、よほど気が緩んでいたのか、酒の飲みすぎで、ほでねぐなって転んでしまった … らしい。
 目覚めるとあばら骨が痛い。せきこむと痛みが増す。休み明けを待って、医者に行った、結果、「折れてます」。さんざんな年明けとなった。皆様に幸あらんことを祈ります。
【 遠藤 敏信 】 

●私の実家の集落には神社の煤払いの日12/28に正月準備として餅を搗く文化が残っている。今は購入して済ませる家庭も増えただろうが、両親は未だに毎年家で餅を搗いている。コロナ時は餅つき器を使ったものの、この度は臼と杵で本格的にやるというので、私も娘と息子を伴って手伝いに参上、翌日筋肉痛になるのを覚悟して、皆で大笑いしながら代わる代わる餅を搗いた。実は母方の伯父は林業を営む傍ら臼を手彫りする器用な人で、出来上がった臼を親戚や知人に譲ったりする面白い人だった。今使っているのは幼い時から数えて3代目、もちろん伯父作の物だ。
  田舎の伝統や文化を支えるのは、こうした手づくりの物や何げない工夫と技だと私は思う。無いからできないにせず、別のもので代用したり、できる人が作ったり、作り方ややり方を伝えたりしながら繋いできたものがあるからこそなのだと思う。
 ちなみに、お供え用・切り餅用・雑煮など正月のおせちの他に大福を100個ほど作り、出来立てを冷凍する。お世話になった方々に贈ったり土産に持たせたりするのだ。今年の正月もこの大福が食べられる幸せがあちこちに伝播するといいなぁと思いながら、子ともたちがやかんの上に大福をのせ、食べ頃になるのを待つ姿は何とも愛おしく尊いと、思わず口元が緩む三賀日であった。
【 工藤 恵子 】 
   Fhoto by Keiko Kudo,




                                                                                                      
               


新庄発 … 短信集 … 師 走

 12月15日                                               編 集 : 遠藤 敏信


●発芽玄米物語 ②
 活性酵素(発芽)玄米を家庭で作るには、玄米を金網のザルに入れ泡だて器などで3回ぐらい洗います。表皮に傷をつけ水を浸透しやすくする為です。7時間ほどで吸水します。もみの芽出し温度は30~32℃くらいです。水温にもよりますが夏場で5日、冬場で20日ぐらい水に漬けます。水はまめに変えること、炊飯前にも玄米をよく洗います。ある炊飯器は玄米を40℃で2時間保温、その後炊飯(3時間以上)します。さわのはな玄米なら人肌で6時間、ぬる燗で9時間ぐらいなので、一晩あれば大丈夫でしょう。お試しあれ。新庄助っ人 
【 野越 修 】

●品物は安く買いたい  給料は高くもらいたい  これ国民病だと小学生の時から思ってた。
市場が安く求めてるから、環境と農家さんに負荷を引き受けてもらい 農薬と肥料と機械化でコストを安くする。当たり前のようで 環境を汚染するって次の世代に続かない行為 農家の負担が大きいって、後継者がいなくなる事態  これ、食料はビジネスにしてはならないと思う根拠 安ければ良いでは 巡り巡りみんなが辛くなりそう らくな気がするが でも食わねば死ぬ前の生活を切り抜ける為には 庶民は安く探す切り詰める節約する  戦時中じゃないか ヤバイじゃん。
【 矢野 雄彦 】 

●今、農水省は「農家の皆様へ」「みどり認定うけてみませんか」『環境にやさしい農業』に取り組む生産者を応援します!などというパンフレットを配っている。これって農縁の生産者がずっとやってきたことじゃない。今まで、農水省は何にもしてくれなかったじゃないか。これからもその方針を通していけるのか。もはや手遅れでないのか、とさえ思う。
【 吉野 昭男 】     

●11/24、「令和の百姓一揆・やまがた ― 山形から農と食を未来へつなぐ ―
の開催に私たちネットワーク農縁グループも参加した。遠藤夫妻、恵一、広一、それに私、他に新庄から農家や元教師など9名が参加してくれた。

私たちは軽トラックの行進担当になり、令和の百姓一揆とネットワーク農縁ののぼり旗2本を車に取り付けて、デモ行進を待っていたら、とある男の方が「こののぼり何と読むのですか」と聞いてきた。私は都市と農村、生産者と消費者共に“農”を通じて縁を持ち関係性を深めたいと願いを込めた名称でノーエンだ見たいなことを説明したら「良い名前ですね」とほめてくれた。
その頃になったら続々参加者が集まってくれ、デモらしくもなってきた。そしてデモ行進を終え、会場を移してのシンポジユームの時、問いかけてきたその人が秋田から来たと言って、安藤昌益の自然直営道を例に出し、国民皆農のすすめの意見を述べた。最後に元わらび座の座員だった女性の方が「ええじゃないか、ええじゃないか」の農業バージョン版の音頭をうたい、会場を大いに盛り上げてくれた。参加者270名とのこと。閉会買えり際、秋田からの参加者に秋田のどこですかと聞いたら、大仙市だという。大仙市と言っても広いじゃないかというと、大綱引きで有名な刈和野だと応えてくれた。イイ出会いでした。
【 今田 多一 】

●「令和の百姓一揆・やまがた」で感じたこと。実行委員会の際、今年から農業を始めたという若夫婦の女性が3人の共同代表の一人に志願したというのに共感した。マスコミも好意的に取り上げてくれたことで事前に「どこに集まればいいか」と電話で問い合せもあった。24日のデモとシンポジュームに参加した話をすると、ニュースで見たと反響が多かった。認知度が高く、とても意義ある時間だった。
かかりつけ医者同様、かかりつけ農家を持とう!
【 遠藤 敏信 】

●13日、長年付き合いのある川崎の「もも保育園」の゛冬まつり“に馳せ参じてきました。私は厨房の助っ人。古くからの生産者はバテ気味で今回は参加を見合わせ、若い世代の広一夫妻、矢野さんが物販で参加しました。長く続く縁、数は少なくなったけれども、顔を合わせることは改めてとても大事だと思いました。なにせ、山形・新庄の農家と繋がっていることが園の売り・ブランドの一つなのですから大事にしなければなりません。
「令和の百姓一揆」、は有意義でした。農縁生産者の参加がもっとあれば、と思いました。
眞知子さん、ひかりさん、一惠さん、ありがとう。もう少しよろしくお願いします。 
 【 遠藤 信子 】

●わが家には居間に鋳物の薪ストーブがある。生まれ育った実家でも冬になると使っていたので、私にとっては冬の日常なのだが、よく考えてみると贅沢なことだ。たしかに、冬になる前に薪の準備をしなくてはならないのは結構大変だ。が、電気や灯油等の暖房に比べ、メリットは余りある。一番は暖かさだ。パチパチと爆ぜる音、小窓から除く暖色の灯り、木からうっすらと発せられる山の匂い、どれも暖かさを演出してくれる。鉄瓶をあげておけば30分もすればシュンシュンとお湯が沸き、これで暖かいお茶が飲めるのはもちろんだが、ぬるくなったお風呂に足すこともできるし、就寝時の湯たんぽとしても使える。調理も煮物や汁物が暖をとる副産物として出来上がる。そして洗濯物がよく乾く。暖房費もかなり節約できるのだ。高2の娘も中2の息子も自分の部屋にいる時間より,居間で過ごす時間の方が長い。自然と会話が進む。思春期の微妙な年ごろではあるが、家族を結び付けているのは、この暖かさだという気がしている。それもこれも、実家の両親が山の手入れをし、一年かけて薪にしてくれるおかげ。頭が下がるとともに、それを引き継いでいけるように、と思う冬の休日だ。
【 工藤 恵 子 】

●極端な気候の変化に農作物の管理が年々大変になっている。昨年は米が不作で価格が高騰し、今年は豊作でコメの価格はこれから下がると思う。高すぎる米価には問題があるが、安くなりすぎると生産が大変になり離農する農家が増える。米の価格が下がっても米の生産費は物価に比例して上がっていく。有機栽培に使う土壌改良材や農業機械は5年前と比べ約倍になっている。機械の更新ができなくてやめていく農家も少なくない。今後食料時期給率の低下や気象変動による不作で食料価格の高騰や下落が頻繁に起こる時代になるのではないだろうか。今年は米不足や地震など大変な年でしたが来年は穏やかな年になるとよいですね来年もよろしくお願いいたします。
【 星川 公見 】

●昨日の雪ですっかり銀世界になってしまいました。道路確保のための除雪作業です。足元もツルツル、歩きにくい生活が何か月も続くかと冬の到来を身をもって感じております。13日早朝、わが村(戸数25戸)にクマ出現です。警察に報せ、互いに電話で情報交換です。身の引き締まる思いの1日でした。今年も残り少なくなりました。お世話になりました。ありがとうございました。明年がご多幸であります様祈ります。
【 高橋 保広 】


今号は、短信が多く、写真のスペースを割愛します。11/24の「百姓一揆」の様子でした。