2018年10月15日
文責:遠藤敏信
● 7月のあの天気はどこへ行ったのやら?大豆畑草取りツアー以降、雨
雨 雨、しかも降雨量が半端でない。為に稲刈りは遅々として進まず、しかも田面はぬかるみ苗代のごとし。コンバインがハマらないように注意して時間をかけての作業となる。
そして籾摺りをしてビックリ。田圃での見た目とは異なり、平年を下回った昨年よりも減収、というありさま。その原因としては、出穂までの異常高温により稲体の体力消耗が大きいだろう。加えて出穂後、最も登熟が進む時期に低温と日照不足にさらされた事によるものと考えられる。故にクズ米ばかりが平年の2倍の量だ。
このような結果は、どんなハイテクを駆使しデータを活用したからといって解決出来るものではない。
収穫作業が大幅に遅れ、好きな山へも行く事ができず少々イラついていている自分である。果ては、「お義父さんが植えた玉葱はダメ、アスパラもダメ、イチゴもみんなダメ」と、それらを楽しみにしていた息子の嫁に言われてしまい、百姓としてのプライドを傷つけられてしまったが「気にしない、気にしない。ただ前進あるのみ」である。
【
笹 輝美 】
● 稲刈りを終えた。9月の雨続きの天候と用水路のU字溝からの漏水があり、一部の田が軟らかく田んぼの隅に稲杭を敷きぬかるのを防いだ。作業は今年も難儀した。
私の村では稲作総面積の1割がえさ米である。8月下旬ホップロールにして牛のえさ用に回す。飼料米とホップロール。昔は一粒の米も大事にしたが、今や牛のえさである。それゆえ、稲刈りを終えていないのはごくわずかだけになっている。
まずは刈り取りを終え、少しホッとしている。
【
今田 多一 】
● ・13日に稲刈りを終えた。今年は未熟米が多く豊作とは言えなかった。
近くの山々も紅葉が始まっている。
・11日の NHK「まんぷく」を朝2回、昼も見て、3回とも泣いてしまった。テレビを見ながら涙を流すのは久しぶりだ。出演者が皆うまく、とても演技しているとは思えないくらいにその役になりきっている。誰が言ったか忘れてしまったが「この世に生まれて誰もが自分を演じている。それがその人の人生となる。自分で生まれてくる国や時代、両親さえ選べない。運命としか言いようのないものだ」
この世では自分で描く台本どおりにはいかないことの方が多いが、最後の幕が下りる時に、自分を演じきった満足感からくるここちよい気持ちの中でこの世を去りたいものだと、このドラマを見て思った。
【
三原 茂夫 】
● 15日、稲刈り終盤ようやく天気予報に
☀ マークが目立つようになった。刈り取りをあと4日残している。
それにしてもこの秋は雨の日が多く、外の作業が進まなかった。加えて、事もあろうに長い間(20年)連れ添ったコンバインが壊れてしまった。操作機能をコントロールする中枢・電子制御が効かなくなった、のだという。しかも、もうその部品の在庫はなく、生産もされていないとのこと。機械に頼らなければ作業は進まない。さてさて、買い替えの選択しかない事態に。
メーカーの違う2機種を試乗運転した。当節当たり前だが、すごく性能がイイ。便利だ。今の機械は更に電子制御化され、農業用でさえマシーンと呼ぶに値する。でも、肝心なところはマニュアル操作でも生きる機械であってほしい、と思う。
必要不可欠だとは言え、半端でない高い買い物をした。
しばらくぶりに”はえぬき“の白米を炊いてもらった。うまい!今年は在庫しておこう。【 遠藤 敏信
】
幼稚園の子らが稲刈りに来た10/11(E) |
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