新庄発 … 短信集  霜  月

 2021年11月15日
文責 : 遠藤 敏信

●ここ4~5日、どんよりした雨模様で確実に冬が来ている感じであるが、一部で大豆の刈り取りがまだの所もある。刈り取りが遅れると品質が低下する。もう少し、ハレの日が続いてほしい。
 この前の衆議院議員選挙では、護憲派の政党が伸びると思っていたが、結果は改憲派が伸びてしまった。そして、元気とパワーがあった、あの辻本議員が落選した。私的には残念だった。 
【 今田 多一 】

●長い間住んだ新庄を離れ、遠く岩手県に引っ越した知人から便りが届いた。住んでいる所は盛岡市(旧渋民村)で雄大な岩手山が目の前に聳え、石川啄木記念館は1kmの近さにあるという。近所づきあいもうまくいっているようだ。それにして。も思い切ったことが出来る人だなあと感心する。住み慣れたところから、誰も知らない土地に高齢者になってから行けるなんて私には出来そうもない。2年前、杜撰な計画のまま強引に看護学校設立に突き進む市長に、それはおかしいと数々の問題点をあげ、反対の声をあげた。新聞での意見広告にはじまり、市民集会、そして最後は、市長のリコールを目指した住民投票までやろうとした。そのエネルギーの源は自分が納得出来ない、不正を許せないという信念だったのだろうか。多くの市民の協賛を得て看護学校設立案は撤回された。田舎の自治体では珍しいことだ。目的を果たして、風のように新庄を去っていった。かつて農縁新庄の会計にも深く関わった方だった。
【 三原 茂夫 】

●10月下旬から雨の日が多くなり、建物や植木の雪囲いや畑の片づけが一向に進まない。又コロナが怖くて遠出もできず、雨の日は来年に備え機械の点検整備や器材の整理を行っている。まだまだ外の仕事が山積しているのに……。
コロナウイルスは次々と変異し、人間社会を混乱に陥れているが農作物や家畜の病原菌やウイルスも変異し、耐性を持つようになる。加えて、病原菌ウイルス、雑草をはじめ多くの生物もグローバル化、元来日本には無かった作物の病気が次々発生、又、雑草や害獣に因る被害が多発している。そのことにより少なからず、農業経営が圧迫されており経済的損失が発生している以上、それらの侵入を許す恐れのある行為は犯罪と言えるのではあるまいか?しかし、私たちがいくら被害を受けても、誰もどこにも責任は問われない。そして、種子法・種苗法の改悪で益々経営がやりにくくなっている事も事実である。方や遺伝子組み換えやゲノム操作によって作り出された作物の安全性や環境への作用も危惧されるところであり、人間の食物を作るのではなく、ただ利益を得る為の商品を生産するという方向に進んでいるようでならない。
【 笹 輝美 】

●私が担当するトラスト会員が夫の仕事の関係で、ルクセンブルクにしばらく移住することになった。ルクセンブルクを調べてみると、フランス、ベルギー、ドイツに挟まれた人口63万余の小国とある。しかし、金融機関の大国ということだ。
 実はMさんの夫は外資系の証券会社に勤めているということをじかに伺っている。10年程前、小さな子供たちを連れて来られたことがあり、再度夫君が訪ねてきたこともあった。加えて、わが家の大豆と米麹で毎年、自家製手前味噌を作るということを繰り返してきた家族だ。かの国は公共交通機関はすべて無料だというが、コロナ禍が治まらない今、あちこち巡り歩くことはない、という。それにしても、人のつながり・関りっていうのは面白い。しかもMさん家族は夫人主導なのだから余計に面白い。
【 遠藤 敏信 】

落葉が進み、冬まじかを予感させる。それにしても近年、霜柱が立つような冷えが来なくなった気がする




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