2019年4月15日文責 : 遠藤 敏信
春 が き た
● 3月末と4/11積雪あり、なごり雪が少し多めに降り寒さがぶり返した。
種まき作業に向けて、春の農作業も本格化してきた。毎年、同じことをくり返しているのだが体が慣れるまで、やはり足腰に来る。年のせいでもあるが
… 。
種まきは、16、17日に予定している。
【
今田 多一 】
● ◦11日の朝、今月に入ってから4度目の積雪。雪国とはいえめずらしいことだ。
◦「石川啄木」D.キーン(今年の2月に96歳で亡くなる)を読む。この本を出版したのは驚くなかれ、何と93歳の時である。私が最も感動したのはこの著の最後に書かれているローマ字日記に関するエピソードである。啄木は遺言として友(丸谷喜市)に死んだら日記を焼いてくれと頼む。友は何度も実行しようとするが、その価値を知る市立函館図書館の岡田健蔵の必死の抵抗によって守られた。この話を読んで私は作品や本には作者の思惑を超えた意志や力があるのではないかと思うようになった。これと似たような事が歴史上何回か起きていることを私は知っている。
【
三原 茂夫 】
● 「雪は、降る時期に降らないといつまでもダラダラと降り、春の天候不順を招く」
そんな先人たちからの言い伝えが見事に当たり、彼岸過ぎから低温が続き4月に入っても時々雪が降り、私の所では朝起きたら10cm近く積もっていた日が3日もあった。13日になりやっと気温が上って来て春らしく感じられる。植木の雪囲い外しや、稲の播種の準備に忙しくなってきた。そして世の中10連休の話でもちきりだが、私たちには全く関係のない事。ただただ天候が安定し、ゴールデン農作業日となることを願っている。
古来、自然のすべてを神と仰いできた先人たちによれば、山の神が春になると里に下りてきて御田の神になり、秋の取入れが終るとまた山の神となって山に戻ってゆく。日本ほど神様が多い国はないそうだが、そんな神様たちはケンカはしないしお互いを認め合っている。絶対神が存在する国とは違う。そして先日聞いた話だが、ヨーロッパには騎士道、日本には武士道があり、双方とも金への執着を良しとしないところがあるが、先住民を駆逐して新しく生まれた彼の国には、そのような規範はなく、あるのは守銭奴(道)である。ナルホドと思った。
【
笹 輝美 】
● “三寒四温”寒さと温かさを繰り返して、春が、来る。来た。
イネの種まき時の季節になると毎年同じ感慨にとらわれるから不思議だ。季節の移り変わりに思う想いは昔も今も変わらない。
気を張ることの多かった日々から、時間的にゆとりができたこの春、桜のつぼみの膨らみに、草木の芽吹きに、少しばかり心がはずむ。
今村祥吾さんは多作だ。新作「てらこや青義堂 師匠走る」、「羽州ぼろ鳶組 ⓼ 玉麒麟」が出た。何とも痛快な運びで面白かった。
【 遠藤 敏信 】
白鳥が羽を休めていた |
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