● 7月15日の梅雨明けから猛暑続きで生きるものすべてがヘトヘトだが、イネは高温多照で出穂が今迄にない程早まり、カメムシの被害も多くなるのではないかと心配される。又、このような年は収量が伸びないのが過去の例である。
インパール作戦に例えられもした2020東京オリンピックも閉幕、アスリート達の肉体極限への挑戦には心打たれるばかりであったが、諸々の問題が残されその後始末はどう処理するのやら。そして広島・長崎の平和記念式典も五輪に押され影が薄くなったように感じられた。終戦子と言われる私達がもの心ついた頃でもまだ敗戦の混乱が尾を引いていた。皆が貧しく、小学校には疎開してきた生徒がわずかだが残っていた。そしてラジオからいつも流れていたのは「尋ね人」の番組で、戦地や満蒙開拓団等で離ればなれになった肉親や友人知人を探す便りが数年間続いていたように思う。
それにしても320万人ともいわれる同胞が犬死に近い形で死に追いやられ、その戦争を推し進めてきた者達は危うくなると一早く逃げ帰り、「鬼畜米英」「一億総火の玉」を叫んでいた者が1945年8月16日からはためらいもなく民主主義を口にする。そして臭いものにはフタをするごとく、総括は一切示さず、己の保身を計るばかり。その無責任には開いた口が塞がらない。戦後を知る多くの人達はこのような人達の系譜に身を置く者達を信じる事はできない。
コロナのストレスでまたボヤいてしまった。
【 笹 輝美 】
● 友人と鶴岡市へ「北斎 展」を見に行く。有名な“富岳36景”をはじめ、北斎漫画、肉筆画と盛りだくさんで、地方で開催された割には充実した内容であった。なじみの古本屋に寄って本を買い、主人とお茶を飲みながら話をしてくる。昔は学校の先生が一番のお得意先であったが、今どきの先生は、百科事典はもとより広辞苑さへ持っていない人が多い、と。皆、パソコン・スマホで用を足している。本を読まなくなった、本が売れない、と。一時は古本屋で余生を送ろうとしていた私にもこたえる話ではあった。
12日、村はじまって以来初めてイノシシが捕獲された。数年前からその被害は報告されていたのだが、実際姿を見た人はいなかった。長い間雪国ではイノシシは住めないと思われてきたのだが … 。これも温暖化のせい?
【 三原 茂夫 】
● 今年のお盆は去年同様、コロナ事情により親戚同士の仏前参りをしないことになった。家事をつかさどる者としては幾分気が楽だが、人の往来があろうがなかろうが、精進のお供え物はいつも通り準備しなければならない。
わが家はすぐ裏に山を背負っているせいか、トマトやトウモロコシなどは熟れ頃になると、真っ先にタヌキやカラスの格好の餌食になる。防御しないことに問題があるのだが、彼らの食べごろ判断には憎っ気と思う反面、感心するものもある。
暑かった夏だが、夜には秋の虫が鳴きだした。
【 遠藤 信子 】
● コロナ禍でのオリンピックが終わった。直前まで様々な問題を抱えて開催を危ぶむ声が多くあった。私も「この状態でオリンピックかよ」と思っていた。しかし、家人は言う、「サッカー中継の時はTVにくぎ付けだったくせに」と。
五輪という祭りが終わって、コロナの感染が懸念した通り拡大している。収束への道筋を示す姿勢が今の政治にはあるのか不明だ。迫る衆院選で勝つことが最優先課題なのだろう。
6、7月、今年は天気が良かった。特に7月は35度超えの真夏日が何度もあった。畑は乾き、恵みの雨を欲していた。が、暦の上で立秋を迎えて間もない9日から、台風の東北上陸に伴い雨となった。予報とは違い激しい雨はなく、梅雨時のようなどんよりとした冷たい雨にとどまり助かった。ニュースは西日本などで「これまで経験したことのない大雨」による災害が起こる可能性があると、報じる。安心・安全な暮らしはここでも自然災害ということでおびやかす。
世界の事はTVニュース等でしかわからないが、あちこちで大雨や洪水が発生いているという。氷河がだんだん減っているともいう。温暖化が地球規模で進んでいるからだと。個々にあっては 、経済活動が一番ではない、SDGsのキャンペーンに乗るだけでない、コロナ自粛でもない、つましく、つつましいそれこそ新しい生活様式ってものがあるんではないか、と思う。
【 遠藤 敏信 】
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