新庄発 … 短信集 … 睦 月

2023年1月15日
文責:遠藤 敏信

賀 正  今年もよろしくお願いいたします。 農縁新庄生産者一同

● 謹賀新年
  良い年をお迎えのことと存じます。旧年中は大変お世話になり誠にありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。ご家族の皆様のご多幸を心からお祈り申し上げます。
【 高橋 保広 】

● あけおめことよろです。
  年賀状を出す人が激減しているという。私は流れに乗らず60枚ほどを出している。毎回山の写真とコメントを載せている。今年はわが母なる山「神室連峰」をとりあげている。「山椒は小粒でピリリとからい」日本百名山に選ばれてもおかしくない山なのだが、背丈が足りず選に漏れている。
 日本山岳会のお偉方も結構訪れている。「1000メートル級の山でこのような山容は見たことがない。又来たい。」とは桑原武夫(京大学士山岳会・1904~1988)氏の弁。
 なんと イマキン ー 今西錦司(京大学士山岳会・進化論・1904~1992)も登っているではないか!
砂利押沢(じゃりおしざわ)を下る途中に会ったという山仲間の話によれば、弟子たちに体の前後を支えられながら連峰最高峰の小又山(1367m)に上っている。イマキンが何と言ったかは定かでない。
 彼は昭和10年代に、雪害調査所(現雪の里情報館)の雪害対策委員に任命され、新庄とつながっている。
緑色のインクで書かれた手紙が残されている。彼は生前に「今西天皇」と呼ばれ、批判もはばかられるほどだったが、死後すぐに雑誌「科学」(岩波書店)に批判論文が載ったのには驚いた。どんな世界にもカリスマを作ってはいけないという教訓。
 昨年は田んぼの草取りに追われどこにも行けなかった。今年は以前から気になっていた上越国境の山「巻機(まきはた)山」に出かけたいと思っている。「風のように歩く」が私のモットーなのだが、だいぶ怪しくなってきた。                 SumiyakistQ 【 佐藤 恵一 】

● 新年おめでとうございます。本年もお付き合いのほど宜しくおねがい致します。
  年末のいきなりのドカ雪には悲鳴を上げてしまった。日中40cm、夜30~40cmも降られると、終日雪の片づけに追われヘトヘト、寒に入ってからは大雪もなく、おだやかな日が多くなっている。
 ウクライナ戦争により、ガソリンをはじめとする燃料が高くなり、暖房費等が家計を直撃している。このエネルギー危機をチャンス、待ってましたとばかり火事場泥棒のように、国は原発行政を180度転換、福島原発事故以前よりもひどい方針を決めてしまった。核のゴミの処分方法が何一つ決まっていないのに、福島原発事故の検証さえ終わっていないのに、である。規制委も結論ありきで、前身の保安院と何等変わっていない。
 事故が発生しても、国も規制委も電力会社も、誰一人責任を負う必要が無いという無責任体制の下では再び同じようなことが起きるのは必至、その時彼等は“想定外”という言葉で誤魔化すのであろう。そしてその処理費用には税金を投入、電気料金も値上げし、当事者は誰も損する事は無く、電力会社は株主配当に尽力する。あまりに都合がよすぎるではないか。
 私たち素人目からすれば、原発に湯水のごとく注ぎ込む金を、自然エネルギー活用の研究に充てた方が将来に負の遺産を残さずに済むのではないかと思うのだが。ある方が言っていました。「原発が本当に安全であるなら、又送電コストの点からも、電力大消費地のすぐ近くの東京湾に人工島を作り、そこに原発を建設し同時に国会議事堂・議員会館・原子力官庁と役人宿舎並びに電力会社の役員の居住地を建設し、原発行政のすべてをそこで行うようにした方が最も効率的である」と。是が非でもそうして欲しいもので、それこそが国民のためである。                              【 笹 輝美 】

● 座員・俳優がコロナに感染したため、山形公演が延期になっていた“わらび座”「いつだって青空」を観に行った(12/18)。女は良妻賢母がよいとされた時代、アメリカへ留学し、スエーデン体操、ダンス、バスケットなどスポーツを普及させ、日本女子体育の母、秋田の津田梅子と称された“井口阿くり”さんをモデルにミユージカルにしたもので大変楽しいものであった。
 私たちをいつも応援してくれている川崎の「こどものいえもも保育園」を農縁初期のころ訪問した時、故元・瀬川園長が和光中学の教師の時、観光地・名所旧跡・名刹などを回る修学旅行をやめ、地元農家の農作業の手伝い、”わらび座“で伝統芸能の体験などを企画・実践した人であることを知った。そこでわらび座の話で盛り上がったことを今でも忘れられない。その修学旅行の体験がもとになり、わらび座に入座した”渡辺哲“さんが今回も出演していた。前にも似たようなことを書いたような気がするが、昔のことと同じことを何回も言う現象は老化の始まりだと思うのでご勘弁してください。        【 今田 多一 】

なんとこの短信は電話で原稿を受けた。
● 謹賀新年
  今年初めての登山を伊豆大島の三原山に決め、13日から15日の予定で友人と雪の新庄を後にした。
 伊豆半島では3年ぶりに会った知人の心のこもったおもてなしと、温かな日差しのもと、城ケ崎海岸を散策することができた。
 13日、快晴。東京の友人と3人で三原山を登る。目の前に広がる雄大な風景にみな圧倒され、歓喜の声を上げた。私の先祖とも縁のある三原神社にも参拝することができ、大満足の初登山であった。
 今年一年よろしくお願いいたします。                      【 三原 茂夫 】

● 暮れはドカ雪が来ていきなり根雪になり、先が思いやられました。しかし正月が明け寒中に入ったのに
  似つかわしくなく雨降りになっています。今年もよろしく … です。       【 遠藤 信子 】

● 3年ぶりに映画館に行った。「Dr.コトー」を観た。20年近く前、TVで放映されていた。ずいぶん時が経ったが、コトー先生は沖縄の離島で島医者として生きていた。
 地方の医師不足を解消しようと「医学部地域医療枠制度」というものがある。6年間の高額な学費を免除する代りに、卒業後おおむね9年間は学費を出してくれた地域で医療活動をしなければならないというものらしい。しかし近年、免除を反故にして、地方を去り都会に向かう医師の卵が多いという。
 奇しくも、新庄市の民間病院(全国展開する系列の一つ)の院長が突如退職したという。引継ぎも何もなくである。看護師や職員、それに何より、患者の方々の困惑は大変なものだろう。
 今、県立新庄病院の建て替え工事が急ピッチで進められている。等しく医療が受けられるよう、”人徳”に通ずるものであってほしいと願う。               【 遠藤 敏信 】


 



 

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