新庄発 … 短信集 … 神 無 月

 2025年10月16日
編 集 : 遠藤 敏信


●私の村では黄金の稲穂がすっかり消え、稲刈り作業が終わった感がある。この秋の庭先米価が1俵60㎏あたり3万円超えを聞くのは、平成5年の大冷害以来である。
 ここ15年、米価は本当に安すぎた。再生産でき、持続可能な価格はいくら位だといわれても工作規模・生産費の関係があるのでなかなか基準を決めるのはむずかしい。
 でもよく言われているが、耕す人がいなくなるのは村でいればはっきり見える。そして今年のような高米価が続くとは農民の誰も思っていない。
 今月末、アメリカのトランプ大統領が訪日予定。その中でお土産として、米輸入を増やす約束をするのではないかと村では話題になる。
【 今田 多一 】

●今年、稲刈りは苦労しました。雨降り、晴れの日が続かなく、田はぬかるみコンバインが思うように進まず大変。それにぼけてしまったのか停車中のEさんのコンバインにぶっつけてしまって、ごめんなさい。さんざんな秋です。
【 吉野 昭男 】

●今年も新米をお送りできますことに感謝しております。生育途中の7月は雨のない連日の猛暑です。
 あくまで水の調整で育つ水稲が雨のない、水の少ない中で育ち、田んぼは大きくひび割れ、下葉の方から枯れ上がってくるのです。そんな状況を見て今年は大きく減収を見るのかと思いましたが、そんな酷な中でも稲は育ってくれました。どうぞお送りします。届きましたら、心の中でご苦労さん、ありがとさんなァと想ってやってください。自分はいとおしくて抱きしめたい心境なのです。
【 高橋 保広 】

●「さわのはな」を初めて食べた人の感想が寄せられているので以下、紹介します。
 〇 新米が手に入らなくて困っていました。「さわのはな」とう品種は初めて知りましたが炊くとつやつやしてふっ くら炊き上がり食べると甘みがありとってもおいしい玄米でした。玄米と一口と言ってもこんなに違うのかと驚きでした。(町田市・Sさん)
 〇 今朝初めて玄米でいただきました。まず浸水の段階で水が汚れないことに驚き、食べる時にみずみずしいながらもしっかりとした粒感! 本当に玄米で食べる米だなと感動しました。(國立・Aさん)
 〇 私のカフェで酵素玄米ご飯を「さわのはな」で作ってお出ししたところ、全員が皆絶賛されていらっしゃいますよ。非常に美味しいと異口同音に仰いましたね。本当に素晴らしい米だと思います。(国分寺・ジャスミンカフェ)
 〇 「さわのはな」が船に乗りスイスに旅立ちました。とても喜んで、玄米を食べるのを楽しみにされていました。(スイス在住の友人からの依頼だそうです。)  (町田・Tさん)
【 佐藤 恵一 】
 
●14日、稲刈りを終えました。かつてなくコンバイン作業が難渋したこの秋でした。1枚の田んぼでも水尻部はひび割れが入っている反面、水口部は田面が軟弱でぐちゃぐちゃなのでした。そのため機械がかわいそうなくらい泥だらけになり、往生することたびたびでした。
刈り取りを終えると、籾摺り作業を後回しにしてとりあえず温泉にでも浸かりに行くのですが、今年は注文が殺到しているのに、斑点米を除去するための色彩選別機にかける作業をしなければなりません。もう少し待ってくださいね。
【 遠藤 信子 】

●今年の稲刈りは雨に悩まされた。7月の反動が来たのかと思った。ともあれ刈り取りだけは終えた。あとは籾摺り、着色米の除去作業を残すだけだ。慌てることはない、といえども発送依頼がたまっている。
 14日夜、テレビでサッカー中継を観た。ブラジルとの親善試合だ。結果、3:2で大逆転勝ち。対ブラジル戦初勝利。この勢いを保って向上してほしい。わが家はサッカー一家だ。
【 遠藤 敏信 】 

 難渋した今年の稲刈り

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