新庄発 … 短信集  葉月

2014年6月16日
文責 : 遠 藤 敏 信

5月末から6月初めに30℃に達する夏日があった。で、この夏はエルニーニョ現象が
起こりそう、という。地球規模の異常気象ってことか?

● おどろいた時に NHKの朝ドラ「あまちゃん」では「じぇー」で、今の「花子とアン」では「てぇー」、私の集落では「かぁー」と言ったように思う。
◦  中国という国がますますイヤな国家になってゆく。自分勝手、傲慢、私から見ればありとあらゆる悪口が皆当てはまりそうだ。その中国と同じくらいに安倍首相の顔・しゃべり方・政治姿勢が気に入らない。
◦  登山家の田部井淳子さんがとなり町の金山に来て山の話をするというので、ぜひ本物を見ようと参加する。私より10歳年上なのに若く、上品な人であった。(それまでは福島のおばさん位にしか思っていなかった) 今は、東北で被災した高校生を富士登山をさせる事業に一番力を入れているとか。「何とか皆さんの協力を得て、1000人を登頂させたい」と言っていた。質問のコーナーでは、登山を続けるか引き返すかの決断は、迷ったら引き返すこと、登頂をあきらめると答えていた。田部井さんに頼まれた訳ではないのだが、東北の高校生の富士登山に関する問い合わせ先は、03-3264-6426 田部井企画まで。
【 三原 茂夫 】

● 今年の田植え時は好天に恵まれ、作業は順調に進んだ。田植えが終わり、“さなぶり”に餅をつき親戚などに少しずつ配った。
3月末に行った「雪調に学ぶ」(嘗て新庄市にあった農水省の旧・積雪地方農山村研究調査所)で民俗研究家・結城冨美雄氏の話によれば、純米作農・山村では平均すると年27回、餅をついていたという資料があると言う。月に2回以上である。今はほとんど餅つき器械に頼っていると思う。杵で突くのは大仕事であるし、準備する女方も大忙しで大変だ。でも、田植えを終えて食べる餅はホッとするし、無事終えることが出来たと言う、安心感のある餅なのである。
【 今田 多一 】 

● 田植え後は好天に恵まれ苗の育ちは今のところ順調に育っていますが気象庁の予報では今年の夏から秋にかけてエルニーニョ現象が発生するとのことで夏は冷夏になるのではないかと危惧しています。1993年のエルニーニョ現象による冷夏の年は全国的にお米が不作で私の田んぼでも平年の半分しかお米が穫れなかったのを記憶しています。あの年ほどひどくならないと思いますが今年は深水管理などの保温的管理に努めて稲を育てています。                 
【 星川 公見 】

● 矢口高雄のマンガに「つりキチ三平」という作品がある。それを読んだ友人の子供(小学生)が、大鳥池(朝日連峰)に行ってみたいと言う。幻のタキタロウがいるかどうかは分からないのだが、子供にはめっぽう弱い私なので連れて行ったことがあった。大鳥池のほとりに建つ山小屋に着いてまだ夕飯まで早いので、小屋の前に座りボーとしていると、以東岳(1,771m)から降りてきたと思われる登山者がこちらに向って来た。「こんにちわ」と挨拶したのだがどこかで見た顔だ。精悍な顔付きはただ者ではない。「あっ、重広恒夫(しげひろつねお)だ」 
 丁度この年、タラスブルバ20周年記念イベントとして、日本100名山連続踏破をしていたのだ。朝日が何山目かは分からないのだが、会えたのは全くの偶然だ。声をかければよかったのだが恐れ多くて、かけずじまいだった。夕暮れになり、いつものように山賊料理で腹を満たし、床に就こうとしたら、二人組のオッサンが入ってきた。コンロを取り出し、何と焼き肉を始めたではないか。小屋中に煙が充満しにおいもきつい。困ったなと思っていると、二階から降りて来た人がいる。「今、何時だと思っている。ヤメロ!」(山小屋は7時消灯、3時起床が標準) 薄目をあけて見ると、重広だ。この一声に恐れをなした二人組は、そそくさと道具をしまい始めた。 翌朝、目を覚ました時には、彼はもういなかった。「言うべき時には言う」なかなかこれが出来ない。いまだに反省することしきりである。
◎ 注、重広恒夫・1977 ― K2南東稜(8,611m)日本人初登頂   1980 ―  エベレスト北壁(8,848m)初登頂
    1984 ―  カンチェンジュンガ縦走  百名山連続踏破は123日間で達成
【 佐藤 恵一 】

● 今年の春作業はくたびった。田植え前に首から肩のあたりの痛みが我慢できなくなり整体マッサージに行く。 田植えを始めると、機械の操作は息子に任せ、下回りに徹した。その下回りがしんどかった。今までかあちゃんが箱洗いなどと一緒にこなしていたとなると、これは大変な重労働を課していたものだ、と痛感した。田植え日和の好日に、一日の休息日を入れてのりきる。疲れがピークに達する中、6/1神室山の山開き登山会に引率スタッフとして参加。せがれ曰く、「疲れを癒しに ♨ にでも行くのならわかるが、わざわざ疲れを増長しに行くなんてあり得ない」と。気分爽快なるも、体はガタガタ。
【 遠藤 敏信 】

● 14日、川崎市の「もも保育園」に出向きました。10数年前から新庄の米 (無農薬米5分搗き)を園児の給食に利用していただいています。毎年、園の「冬まつり」に餅つき・芋煮会で応援参加しています。今回は、保広さんがお米の出来るまでの栽培について、あい子さんが食の安全性と大切さついての話をし、私が園の厨房スタッフとともにミズ汁を作り、笹巻づくりを指南するというものでした。嬉しいことに、総勢60人を超す参加があり、有意義なひと時を過ごしたと思います。お互いの興味と関心がより深まるといいなぁ、と思いつつ、15日の最終新幹線で帰省しました。     
【 遠藤 信子 】




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