新庄発 短信集 睦 月

        2019年1月15日
文責 : 遠藤 敏信

謹賀新年

皆様のご多幸とご健勝を祈ります
今年もよろしくお願い致します  農縁生産者一同


 新年おめでとうございます。と言っても私自身としては、又一つ年をとってしまった訳で目出度くも何ともない。そんな風に感じてしまう此の頃である。
それでも今のところ、降雪が長続きしないため、比較的のんびりとした日々を送っている。
 以前は農耕民族であるが故、自然のすべてを神としてあがめた証とも言える正月行事をはじめとする年中行事が数多く行われていたが、忙しくせわしい世の中となり、農業収入の占める割合が低くなった事等もありほとんどが消滅してしまった。
 私の若い頃は「均衡ある国土の発展」が盛んに叫ばれたが、聞かれなくなってからは久しい。新自由主義に憑かれた亡霊たちが、「日本に農業はいらない」とまくしたて始めた頃から、この国も狩猟民族へと転化をし始め、決して満たされる事のない強欲が富と低賃金労働者を漁り、世界中を跋扈する。
 普通の民衆はどんな理由があるにしろ、殺し合いは望まない。古今東西、国益の名の元、戦争を始めるのは富と権力を手にしている者たちであることを私は忘れないようにしたい。しかし、いつもそのような事ばかり考えている訳ではありません。今年も体力保持に努め、百姓頑張ります。そして山にも登ります。どうぞ宜しくお願いします。 
【 笹 輝美 】

 年末寒波と1/8日頃、1日で30cm以上の雪が降り続け、一時積雪94cmとなったが、その後は穏やかな日が続き、雪も沈んだ。
 「雪」、年をとってくると降らないとやはり楽である。でも、熊の出没と雪下ろし等で発生する事故は、必ず県内ローカルニュースで放送される。この冬、山形県では、早くも6人が亡くなったという。私の物置小屋の屋根は低いのであるが、下ろさなければならない。気をつけて。
【 今田 多一 】

 今年で平成が終る。30年間、国民の幸せと国の平和を祈り続け、行動した天皇であった。沖縄をはじめ、南方の激戦地で、海に向かって深々と頭を下げ、祈る姿が今でも私の心に焼き付いている。
【 三原 茂夫 】

 今村祥吾という若い作家がいる。昨年、短信集でもちょっとだけ触れた。改めて紹介したい。まだ若干34歳の青年なのだ。知ったかぶりはすまい。彼が著わした、そして私が読んだ本を羅列するにとどめたいと思う。
 「羽州ぼろ鳶組
シリーズ① 〜 ➆(祥伝社文庫)。いずれも新庄藩江戸屋敷に属する貧乏藩の火消し組の活躍を描く。
 「くらまし屋稼業」①、②、③(ハルキ文庫・角川春樹事務所)
 「童の神」(角川春樹事務所)第10回角川春樹小説賞受賞
 「ひゃっか!」- 全国高校生花生けバトル ―(文響社)
 一昨年3月のデビュー以来、短期間に何と多くの物語を生み出していることか。新庄でのトークショーでは「ぼろ鳶組」は⒛巻ぐらいまでは構想ができているとのこと。今後がとても楽しみだ。今年も宜しくお付き合い下さい。  
【 遠藤 敏信 】

今のところ雪は少ない

今のところ雪は少ない

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