2019年11月15日
文責 : 遠藤 敏信
稲の刈り取りを終えると直ぐにやるのはコンバインの掃除。足回りの泥を落とし水洗い、よく乾かしてから給脂、不凍液の交換、全体の点検等メンテナンス作業である。これを怠ると来季の故障や機械の寿命を縮めることにつながってしまう。
その後、乾燥調整作業が終了すると乾燥機、籾摺り機、選別計量器、そして、作業場を掃除し、機械を格納すると米作りの一連の作業が終わりとなる。しかし、いつ雪が降り出すかわからない季節。建物や植木の雪囲い、私の場合、冬場に促成栽培するウルイの株の掘り取りと畑からの運搬という作業もあり、越冬野菜の収穫とその後の畑の後片付け、と何かと忙しい日々を送っている。それらが一段落したら僅かばかりであるが、山林の手入れや作業小屋で使う薪の取り出しや運搬が待っている。また、田圃の用水路の修繕を行う必要があるし、百姓の仕事には終わりがない。
若き日に薫陶を受けた、自らも百姓を名乗っていた今は亡き山形の詩人・真壁仁さんがその著書の中で「百姓とは百の姓なり」と述べておられるが、私も百の作物を作り得、百の仕事をこなすことができるようにと目指してきたが、それは容易なことではなくまだ十姓にも届いていないかも知れないが、年寄りの特権(モノワスレ)を連発するようになった今でも、変わらずに目指していきたい。
【 笹 輝美 】
新庄は秋も終わりに近く、どんよりとした秋雨などがあると冬も近いと感じるが、今日13日は小春日和である。そがきは終わったが、茄子やピーマンなどの畑の片付け、家の前の堆肥を畑に運搬することなど、細々とした仕事が続く。越冬野菜の穫り入れはこれからだが明日からの天気予報は ☂ マークである。
【 今田 多一 】
オリンピックの年に合わせて4年に1回行われていた中学校の同窓会が、古稀になったのを記念して1年前倒しで11月4〜5日にあった。今までになかったお祓いのあと記念撮影。5クラスで240名だったが参加したのは40名。これまでに、亡くなった人は30名を超えた。皆、この次はない、これが最後になるかも知れないと言いながら、思い出に酔いしれた。そして、宴会の最後を全員で歌った曲が「あの素晴らしい愛をもう一度」であった。あのフォーク全盛の時代を生きた者たちの歌でもある。
【 三原 茂夫 】
加工所にこもりっきりだったが、晴れ間を縫って豆類(あおばた豆、秘伝豆、黒五葉、、くるみ豆)の取入れを行う。従来、ビニールハウスに運び入れ、少し乾燥し人力で脱穀するのだが、雨漏り箇所が多いということで車庫に運び込む。ビニールハウスの天幕がカラスで穴をあけられるということは一般的に多いことなのだろうか。そして、その防止のためには何をすればいいのだろうかと、悩む。
越冬野菜の収穫は雪に当ててからになりそうだ。
【 遠藤 信子 】
落葉が進み冬の近づきを感じる。ニュースでは「北海道に積雪」の映像が流れる。新庄では多くの家々で、10月下旬からすでに“そがき”(雪囲い)にとりかかり冬に備える。私はいつもスロースタートなのだが、意を決して取りかかる。と、とたんに雨が落ちてきた。間が悪い。
この秋はカメムシ(俗にいう屁臭んぼ虫)が多いと感じていたが、それにしても多い。背中にも泊まるほどだ。カメムシの多い年は雪が多い、というが雪はほどほどがイイ。
【 遠藤 敏信 】
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