新庄発 … 短信集  霜 月

2014年11月15日
文責 : 遠藤 敏信

11日、神室山に登った。全山落葉し、冬枯れ の景色。 静寂の中、落ち葉を踏みしめる音だけが耳に残った。晴天好日。

   1112日の毎日新聞で経済学に「財政的な児童虐待」という言葉があることを初めて知った。国の財政の借金は将来世代に回し、子どもや孫を犠牲にしても現役世代がいい思いをしようとする発想や政策のことと、論説委員の中村秀明氏は書いている。その最たるものが原発ではなかろうか、と私は思った。
◦ 30年ぶりに、笹さんや遠藤さんがまるで自分の山の如く自慢している神室山に登った。山頂より眺める雪化粧をした鳥海山はまさに「秀麗(しゅうれい)」という言葉がぴったりの姿であった。しかし私とは相性が悪いみたいでこの次登るのは30年後でよい、と思っている。               
【 三原 茂夫 】

   今日13日の新庄は冬到来の前兆で冷たい北風と雨である。私の場合、9月末で稲刈りだけは終えたのだが、大豆や雑穀のモチキビ、ヒエの収穫(刈り取り・乾燥・脱穀())が残っていた。天気予報を見ながら作業工程を組むのだが、秋は晴れの日ばかりでなく陽射しも短くなってくるので作業の進みははかばかしいものではなかった。加えて、親の介護が始まり、例年町場の知人から頼まれている“そがき”(雪囲い)もおいそれといけなくなった。この秋は、とにかくせわしない日々だった。  
【 今田 多一 】

   山に3回雪が降ると里にも降りてくると言われてきたが、神室連峰も今朝で2回目の雪化粧をした。次に寒気が入ってくる時にはいよいよ降るのであろうか?
 収穫が終わり全山紅葉の景色を楽しむも、アッと言う間に枯木野に変わり、万物は長い長い冬の眠りにつき、登山口のゴミ拾いをしていても鳥の鳴き声すら聞かれず、ただ渓流間をかける水の音と風の鳴る音のみ。
畑には寒さに当たると、より美味しくなる大根、キャベツ等が残っているのみ。昔はこの時期1年の疲れをとる為、湯治に出かけたようだが、今地方に住むものにそんな余裕はない。地方創生も掛け声だけに終わりそうだ。もともと期待も信用もしていなかったが。
【 笹 輝美 】


   にわかに衆議院の解散が現実味を帯びている。任期をあと2年残して、である。  国政選挙ともなれば多くのお金がかかる。700億円だとか。今なぜ選挙か、という疑問がある。大義などないではないか、と。でも考え直した。圧倒的多数を占め、驕(おご)り高ぶる政権党を懲らしめることのできる、願ってもない好機会が到来したのだ、と。「ダメよ~、ダメ、ダメッ」とならないかな。 
【 遠藤 敏信 】
すでに鳥海山には冠雪が …

 


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