「ネットワーク農縁のこれからを考える対談」
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工)後継者問題は農縁でも大きな課題ですが、何が一番の要因でしょう?
高)やっぱり、息子や次の世代に継いでほしいと言えない状況が大きいだろうな。無農薬無化学肥料でやる農業はとにかく手間暇かかり専業でなければ難しい。と言っても兼業でなければ収入面から厳しいという農家が多い。そうなると、自分たちの代で農家は終わり…となる家が増え、先が考えられない農家が周りにたくさんいる。どんどん田畑が減っていくんだ。
工)米農家の時給は10円という衝撃的なニュースも飛び交ったりして、若い世代が農業に希望や将来像を見いだせないというのも大きいでしょうね。あとは経費が年々嵩み、それを差し引くとほとんど残らない規模の農家はやめるしかないのでしょうか?経費の高騰はどうでしょう?
高)まず、ガソリン代が2倍、農縁を始めた頃は1ℓで90円代だったのが今は約180円。運賃は約3倍。肥料だって段ボールや米袋だって値段が上がり、間違いなく負担が増えている。
工)それなのに農縁では30年間、ほとんど値上げをせずやっていますが・・・。
髙)農縁の場合、単なる米販売ではなく、食と農の問題をともに考え実践する仕組みと動きだから、価格はそんなに重要視していなかった。最優先は「深い繋がり」。運送会社の大幅な値上げに伴って送料負担は改定してきたけども、米の価格はできる限り維持してやってきた。それは一人でも多くの消費者に農縁のお米が届き、考えを共有してほしいとの願いからだった。ちゃんとわかって食べて下さる方々からは、お金以上のものを頂いてきたからそれで良いと思ってきた。そうしているうち、他からみると格安の無農薬米になってしまった。
工)農縁は血縁関係の有無にかかわらず、理念や活動を背負いたいと協力下さる若手もいます。引き続いでいくために、農業で収益を得られることも大事ではないかと思います。お米の価格改定はそうした今後への投資の意味合いもあるのではないでしょうか?
髙)本来は我々がその都度やってこなければならなかったことだが、できてこなかった。消費者の皆さんに負担をしいるのは心苦しいけれど、今後のために価格改定は必要、今やらなければならないと思う。新米時期(10月頃予定)から、新価格での負担にご理解とご協力を頂きたい。価格や農家の現状に関して気になること・ご意見などあれば、ぜひお声を聞かせてほしい。
工)情報は農縁HPや次号の短信集でお知らせして参ります。よろしくお願いいたします。
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| 亀裂の入った田面 |







