新庄発 … 短信集 卯月

2014年4月15日
文責:遠藤敏信

● 13日、朝から晴れて真っ白に輝く月山や鳥海山を撮ろうとカメラ片手にかた雪を歩く。新庄は雪がもうないが、私のところはまだ30cm位ある。いい写真を撮ろうと場所を探していると、こげ茶色をしたキツネが出てきて飛び跳ねている。近くから移そうとしのび寄って行ったら気づかれ一直線に逃げていった。

   天国から地獄へ ―  得意の絶頂から奈落の底を味わった人が続いた。前東京都知事の猪瀬氏。現代のベートーベンと言われた作曲家?の 佐村河内氏、そして
STAP細胞の小保方氏。脚光を浴びただけに今は四面楚歌。まさに針のむしろの日々であろう。現代医学をもってしても治療方法も原因さえも分からない難病と言われるものがまだ数多くある。その治療にもっとも期待されているのが万能細胞と言われている。特別な装置を必要とせず簡単な方法でこの細胞を作ることが出来れば、広い範囲で応用がきき、研究も進み実用化も早まることだろう。難病で苦しんでいる数多くの人たちにとっての希望であるSTAP細胞の研究がこんな騒ぎの中で とん挫 することを、私は非常に残念に思っている。
【 三原 茂夫 】

● 今日(13日)、家の前から見る“月山”は残雪が映えきれいだった。特に田植えが終わるころまでは大気中の チリ が少ないせいか、遠くから眺めるのは好適な気がする。若いころは毎日見える風景には余り気をとめなかったような気がするが、やはり年のせいか!と思う。
 農作業も始まりだした。新庄での桜は月末頃が見ごろという。だんだんと忙しくなり、眺める時間も余裕もなくなっているに違いない。たぶんゴールデンウィークあたりは天候と競争していることだろう。
【 今田 多一 】

● ネットワーク農縁が発足して20年になろうとしています。当初から最大の目的は環境を壊さず、自然をたいせつにした農を営むことでした。大量の農薬と化学肥料で稲を育て、お米を収穫することに疑念を抱き有機栽培に取り組み、そうしてできたお米を年の皆さんに食べていただく。それが20年も続いていることは素晴らしいことだと思います。しかし、私たちを取り巻く環境は悪くなるばかりでGMO、BSE、温暖化、PM2.5、原発、いつも何かに怯えて暮らしているような気がします。TPPへの参加は日本の農業、日本人の食を変えてしまいます。先進国で最も低い食料自給率は更に低下し、米の輸入自由化が始まればポストハーベスト
(収穫後に農薬で消毒する)処理されたお米を毎日食べることになる。子供たちには食べさせたくない。
この国で安心して食べられるお米を作り続けたい。
【 星川 公見 】

いよいよ春だ。数日前から朝方クオックオッと白鳥のV字編隊が飛んでいく。ホーホケキョと近く小枝でウグイスがさえずる。雪どけの嵩を増した水が日の光をきらきら反射して流れる。傍らにふきのとうが芽生え水仙もニョキニョキと伸びてきた。
今、稲の種もみを水浸している。積算温度100から120℃になったら、30℃のぬるま湯に漬けこむ。芽が膨らんでハト胸程度になったことを確認したら、水けを切って一旦陰干しにする。それまでの間に、育苗箱への床土の詰め込みを行い、ビニールハウスや苗代の整地など苗床の準備作業をしておく。これで種まきの準備が完了。なかなかせわしない。 種まきは20日頃からかかりたいと思っているが、さまざまの行事とかち合うみたいで、予定通りには運びそうにないのが気がかり。
先ごろ、敬愛する友人(先輩女史)が新庄で最も高い建物(マンション)の一室を買った。「都合ついたら飲みに来て」というのでお酒持参で伺った。9階の最上階という事で、「見晴らしがとてもいい」という。ほろ酔いでストーブの部屋からベランダに出る。なるほど初めて見るアングルで「風情のある夜景だ」。加えて天空には少し丸みを増した上弦の月が浮かんでいるではないか。杯がすすむ。持ち込んだ以上を腹におさめてしまう。春の宵、またも酔眼朦朧へべれけ。     
【 遠藤 】


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