2016年9月15日
文責 : 遠藤 敏信
● ◦「賢治さんの山」
37年という短い生涯の中で、記憶に残っているだけで29回も登っている。マイカーのなかった時代、山へたどり着くまで大変な時間を要したことだろう。20年前、山登り仲間と初めて登ったのが岩手山であった。今回は賢治さんが多く登った馬返し登山口から、同じ道を歩き同じ風景を見る。賢治さんが愛したイーハトーブが眼下に広がる。
◦ 死んでも葬式はしなくてもいい。お坊さんの読経もいらない、と思っている人が都会では多くなってきているという。実際、直葬という言葉も聞くようになってきた。そんな中でこの本は現代人が僧侶やお寺に対していろいろ疑問に思っていることを、私たちの目線で書いている。これからのお寺や僧侶のあるべき姿を実践している6人との対話は、いまに日本で仏教を布教しているのは瀬戸内寂聴さんだけと思っていた私には驚きの連続でした。最初の1ページから最後のあとがきまで赤線の引き通しでした。仏教に関心のある人も無い人にも、おすすめの一冊!「がんばれ仏教」上田紀行・NHKブックス・1,160円。 【 三原 茂夫 】
● 稲刈りまじかです。台風12号が山形県を横断するのではないかと思っていたら岩手と北海道に大きな被害をもたらしました。自然災害は恐ろしいと改めて思いました。
村では早生種のもち米の刈り取りを始めた農家がいますが、うるち米の刈り取りがこれから本格的に始まります。私は作業小屋を片づけたりコンバインの調子を見、刈り取りの出番を待っています。 【
今田 多一 】
● 稲刈りが始まります。この秋の出来は満足のいくものとなるのか、それとも来年こそは、となるのか。こんなことでも一喜一憂がある。
大きな農家だけを残そうという政治が進む。小さな農家がやめるのを待つ。それが現実だが、それで本当に日本の食料が安定かつ安心して作り出すことが出来るのだろうか、と思っています。 【
吉野 昭男 】
● いつもなら8月24~26日の新庄祭が過ぎると急に涼しくなるのだが、今年は残暑が続き、今週(9/12)に入ってやっと涼しさが戻ってきた。
稲は相次いだ台風の被害もなく、順調に登熟が進んでおり収穫まじかとなっている。このところの自然災害のすざまじさには驚かされることばかり。いつどこで起こるかわからない災害に人間の無力感を思い知らされる。
そしてもう一つ自然界の異変が拡がっている。それは、野生動物の急激な増加である。熊、狸、狐、テン、本来日本にはいなかったハクビシン、そしてついに猪の参上と相成った。猪は多産である為、今後一気に増えるであろう。稲を倒し、田んぼの土を掘り起こしたり、山ユリの球根を食べたりしているがこれからどのような被害が起こるやら。作物が収穫時期(食べ頃)になると、一足先にそれらにごちそう様され、人間がいくらわめいても後の祭りとなる。
猪に限って言えば、福島の原発事故によるところが無いとは言えないのではないか、と思えてならない。猪の北上が確認され始めたのは、避難地域でイノシシの増加が言われ始めてのことであるから。原発事故の被害・影響は多岐にわたり、計り知れないにもかかわらず、当事者たちは身を引いた後は何の責任を負う必要はない。理不尽この上ない。 【
笹 輝美 】
0 件のコメント:
コメントを投稿